社員ひとりひとりが最善を尽くす

味の素グループでは、製品の設計・開発から原材料調達生産物流販売、そして商品を購入頂いたお客様より声をお寄せいただくまでのすべてのステップで品質にこだわっています。
味の素グループでは、社員ひとりひとりが最善をつくすための環境づくりとして、「味の素グループ行動規範」と「人財に関するグループポリシー」を定め、人財マネジメント体制を整備し、多種多様な教育施策を実施しています。

ASVを実現する人財育成

味の素グループポリシー」及びASV(Ajinomoto Group Shared Value)を通じた価値創造を実現するためには、グローバルトップクラスの多様な人財が必要不可欠との認識に基づき、多様な強みを持つ従業員一人ひとりが働きがいを実感しながら能力を発揮できる環境づくりに取り組み、イノベーションの実現を目指しています。

共通の価値観とASVの浸透

味の素グループの共通の価値観である「味の素グループWay」と、事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取り組みであるASVの浸透に向け、様々な活動を行っています。味の素グループ全従業員がアクセス可能な「Our ASV」サイトではASVの取り組みの好事例や各種浸透プログラムを紹介し、全従業員がタイムリーに情報共有できる環境を整えています。

人財の多様性を認め合う ダイバーシティの推進

性別、年齢、国籍、経験等によらず、従業員一人ひとりが互いを尊重し合い活躍する会社と社会を目指し、味の素グループでは個人のキャリアをつなぎ(働き方の多様性)、活かす(キャリアの多様性)仕組みを整備するとともに、多様性を受容する組織風土づくりを推進しています。
特に遅れているといわれる日本から具体的な取り組みを進めています。

適所適財を実現する「グローバル人財マネジメントシステム」

グループ全体での適所適財を実現するため、各国・地域の多様な人財を横断的に育成・登用し、人財の「適所適財」を実現するための共通基盤として、「グローバル人財マネジメントシステム」を導入し、次世代経営・高度専門人財の育成を加速させています。
また、国籍、人種、性別、年齢、経歴を問わず、様々なキャリア形成の機会や国際的な活躍の舞台を提供することで、従業員がより積極的に働くことができる環境づくりを推進。「確かなグローバル・スペシャリティ・カンパニー」を支える、分厚く多様な人財層の形成を目指し、国際間異動に関するグループ共通ルールの整備を進めています。

多様な人財を育成するための人財教育

味の素グループでは、多様な人財を育成するため、品質保証教育、ダイバーシティ教育、人権教育など様々な教育プログラムを実施しています。

品質保証に関する主な人財教育

● 日本

・ 味の素(株)によるグループ従業員向け教育

・ 海外拠点赴任予定の品質保証責任者向け教育

・ グループ会社役員・従業員を対象とした「品質のマネジメント・技術に関する検討会」

・ 食品事業ISO 9001転入者研修(eラーニング) 

● 海外

・ アセアンQAセミナー、欧州Regional QMS Meeting、中国品質学校 

・ 地域本部等品質保証部門長候補等対象「RQM(Regional QA Management)トレーニングコース」(eラーニング)

・ グループ会社課長・係長クラス 品質保証担当者対象「QMSトレーニングコース」(eラーニング)

ダイバーシティに関する主な人財教育

● 味の素(株)で営業部門のダイバーシティ研修を実施

● 日本国内グループ会社2 5 社の全従業員を対象にL G B T の正しい理解を目的としたeラーニングを実施

● 味の素(株)で人事部門を対象に、公平公正な評価や機会提供を促進し、組織における心理的安全性を高めることを目的としたアンコンシャス・バイアス(※)研修を実施
※無意識の偏見。誰もが持っている自分自身が気付かずにいる偏った見方・考え方。

● 味の素グループ内でダイバーシティの取り組みを共有する「ダイバーシティ通信」を8本配信

人権教育・啓発活動

味の素グループは、あらゆる差別やハラスメントを禁止した「味の素グループポリシー」(AGP)のグループ従業員への浸透活動を通じて、人権問題への理解を促進するとともに、豊かな人権感覚を身に付けた人財の育成を目的に、各社で人権啓発研修を行っています。
日本では、毎年、国内グループ従業員(パート、派遣社員を含む)を対象に「AGPを考える会」を実施し、職場における課題を取り上げ、解決を図っています。さらに、AGPに関するアンケートの中で差別およびハラスメントに関するアンケートを実施し、ハラスメントの実態把握と防止に取り組んでいます。