品質保証システム「ASQUA(アスカ)」

味の素グループでは、「品質に関するグループポリシー」に基づき、すべての製品・サービスを対象として、独自の品質保証システム「ASQUA(アスカ)」を適用し、開発からお客様対応までの厳しい品質保証を行っています。

味の素品質保証システム「ASQUA(アスカ)」

「ASQUA(アスカ)」とは、1997年に制定した味の素グループ独自の品質保証システムで、「Ajinomoto System of Quality Assurance」の略称です。
「ASQUA(アスカ)」は、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」、食品衛生の管理基準の一つである「HACCP」や、適正に製造するための各種「GMP」などの製造の管理基準を基本骨格とし、そこに味の素グループ独自の考え方や基準を付加して構成されています。
「ASQUA(アスカ)」は、「品質に関するグループポリシー」「食の安全・安心に関するグループポリシー」、「品質保証規程」、「品質保証規則」、「品質基準」およびそれぞれの組織で定めたルールで運用されています。

開発からお客様対応まで、世界の味の素グループ約100社で「ASQUA(アスカ)」に基づいた品質保証活動を徹底し、高品質な製品づくりを保証しています。

また、お客様からのご意見やご要望などを、速やかに事業活動や製品・サービスの改善に活かしています。

「ASQUA(アスカ)」の構成

「ASQUA(アスカ)」の構成

「ASQUA(アスカ)」の文書体系

「ASQUA(アスカ)」の構成

「ASQUA(アスカ)」の文書体系

「ASQUA(アスカ)」の文書体系

HACCP ◆概要
HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point:危害分析重要管理点)は、1960年代に米国で考案された宇宙計画向けの食品衛生管理方法で、膨大な数の検体を必要とする最終製品検査システムではなく、製造における重要な工程を連続的に監視することにより、ひとつひとつの製品の安全性を保証しようとする衛生管理法です。
(厚生労働省 関東信越厚生局ホームページより抜粋)

◆味の素グループの取り組み
厚生労働省は、限定されたジャンルの食品(乳製品、食肉製品、レトルト製品など)を製造する工場を対象に、HACCPの認定(「総合衛生管理製造過程」の承認)を行っており、「Cook Do®」製造工場もその承認を受けています。さらに、味の素グループでは独自の「HACCP基準」を定め、認定の対象外の製品についても同様な考え方で製造しています。 こうした厳しい管理体制で製造された「ほんだし®」は、HACCP発祥の地であるアメリカFDAの厳しいHACCP基準をクリアし、アメリカに輸出しています。
ISO9001 ◆概要
ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)は、1947年に設立された民間組織で、製品やサービスの国際取引のための科学技術や経済活動などの標準化を目的としています。
ISO9001は品質保証に関する国際規格で、一定水準以上の品質のものを作り出す能力がある場合に認定を受けることができます。

◆味の素グループの取り組み
味の素グループは品質保証強化の取り組みの中で、品質保証に関わるすべての部門でISO9001の取得を目標に2002年から取り組んでいます。

味の素グループの品質基準

味の素グループの品質基準は、味の素グループのブランドにふさわしい品質レベルを保持するための独自の基準です。人財教育、製品表示、包材、トレーサビリティお客様対応など広範囲にわたって29の厳しい基準を定めています。

味の素グループの品質基準(全29基準のうち、一部抜粋)
● 品質教育・訓練基準
● 食品GMP(*3)基準
● トレーサビリティ基準
● 品質アセスメント基準
● 医薬品製剤GMP基準
● 商品クレーム対応基準
● 原材料の品質管理基準
● HACCP基準
● 品質緊急対応判断基準
● 製造委託品・購入品の品質管理基準
● フードディフェンス(*4)基準
● お客様の声対応基準
● Halal(*1)管理基準
● 商品表示基準
● お客様の声反映基準
● Kosher(*2)管理基準
● 食品包材の安全衛生基準

※1 Halal(ハラール):イスラム法上で合法のもの。ハラール食品とは、イスラム法上でイスラム教徒が食べることを許されている食品

※2 Kosher(コーシャー):ユダヤ教で定められた「ユダヤ教徒が使用してよい」、または「行ってよい」という意味で、食品に関しては、ユダヤ教徒が食べてもよいものという意味

※3 GMP(Good Manufacturing Practice):味の素グループが販売する製品の製造管理に関する基準を示すもの

※4 フードディフェンス(食品防御):食品への意図的な異物の混入を防止する取り組み。開発からお客様対応までのすべての段階において、人為的に毒物などが混入されることのないように監視するもの

ASQUA(アスカ)の実施体制について

味の素グループの品質保証を推進する最高機関は、経営トップをメンバーとし、経営会議の下に設置される「品質保証会議」です。
「品質保証会議」では、お客様の声をもとに味の素グループの品質保証に関する基本的な方針・計画を立案し、経営会議で承認の上、国内外の対象法人に展開します。その遂行状況を半年ごとにレビューしています。
こうした体制と取り組みにより、経営から製造現場・販売を担当する従業員一人ひとりに至るまで、品質に対する意識を高め、お客様に「安全」をお届けし、信頼していただけるように努めています。

ASQUA(アスカ)の実施体制について

ASQUA(アスカ)の実施体制について

「ASQUA(アスカ)」によるサプライチェーンの品質保証体制

味の素グループは、開発からお客様とのコミュニケーションに至るまでのすべての段階で「ASQUA(アスカ)」をグローバルに適用し、厳格な品質保証に取り組んでいます。

「ASQUA(アスカ)」のサプライチェーン

STEP1 開発

味の素グループでは製品の開発からお客様のもとに届くまでの「サプライチェーン」全体で一貫して「ASQUA(アスカ)」を運用しています。

STEP2 原材料調達

原材料調達先(サプライヤー)の選定及び原材料の管理においても「ASQUA(アスカ)」の適用対象です。味の素グループでは原材料から、厳格な品質管理を行っています。

STEP3 生産

生産現場においては従業員との信頼関係をベースとした風通しの良い職場風土の醸成を要として、生産設備等のハード面と品質基準やガイドラインのソフト面の両面で、異物混入のリスクの極小化及び徹底した品質保証に取り組んでいます。また、品質データ不正対策として従業員のコンプライアンス教育の実施及び内部監査や外部審査を行うなど、常に確認を実施しているのも特徴です。品質クレームやトラブルの発生時には一つひとつ徹底的な原因究明を行い、再発防止に努めているほか、一度発生したクレームやトラブルをグループ内の他の箇所で起こさないよう、グループ全体でも共有しています。

STEP4 物流

物流現場においては製造工場から出荷後お客様にお届けするまで、製品の鮮度や温度、湿度等の品質管理を徹底しており、輸送中に製品の劣化が起こらないよう細心の注意を払っています。

STEP5 販売

販売面においてはパッケージに法律で義務付けられた製品表示だけでなく、保存方法や原材料の詳細、アレルギー物質の一覧表によるわかりやすい表示など、お客様の参考になる情報を多く表示しています。またグループ各社のWebサイトにおいては、製品情報やレシピ情報、製品FAQだけでなく、品質保証体制についてもわかりやすく紹介しています。

STEP6 お客様の声

ご意見・ご要望などのお客様の声はグループ各社での解析を基本としながら、健康危害や法令違反等の重大なトラブルにつながるものについては、味の素(株)においても迅速かつ客観的・組織横断的に確認・解析を行っています。また、万が一緊急を要する場合は速やかに関係部署に展開できる体制を常に整えています。

品質レベル向上のための人材育成

味の素グループは、グループ・グローバルでのさらなる品質向上のため、毎年品質教育プログラムを見直し、各組織や法人のニーズに見合ったプログラムを作成して、計画的に教育を実施しています。
また、全世界グループ共通の教育として、QMS※トレーニングコースがあり、グローバルに品質保証を担う人材を育成しています。
※ QMS:Quality Management System(品質マネジメントシステム)の略
また「ASQUA(アスカ)」を中心とした品質保証のノウハウの共有、知識向上を目的として「アスカスクール」を実施し、従業員の「ASQUA(アスカ)」に対する理解を深めています。