気になる「食」のキーワード

お客様からお問合せを多くいただく、「食」に関するキーワードをわかりやすく解説します。

Q. 気になる中国産。国産じゃなくても大丈夫?

A. 「自社管理農場」で栽培から加工まで厳しく管理しています。

味の素グループでは原材料の産地情報の公開、さらに原料管理に一歩踏み込む取り組みとして、原料野菜の栽培、加工をすべて自社で管理する「自社管理農場化」を進めています。
乾燥野菜の場合、中国における自社管理農場は、福建省および周辺の省に分布しており、CIQ(出入境検験検疫局)という輸出入食品に対する検査を担当する中国国家組織に登録されています。また、その総面積は800ヘクタールにもおよびます。農場での栽培管理や農薬管理は、現地の農業指導者である「植保員」が行います。原料野菜のトレーサビリティーを確保するため、種まきから収穫まで栽培記録や農薬散布履歴を管理表に記録しています。工場では厳しい衛生管理はもとより、厳しい品質検査を行っています。まず工場へ納入後に傷んだものや異物を除くため、全量を目視で選別します。選別終了後に品質管理部による抽出検査があり、合格になるまで選別を繰り返すルールとなっています。乾燥後、さらに人による選別および機械選別(金属検出含む)を行って包装します。自社管理ができない場合は、原材料のサプライヤーに対して農薬管理をはじめとする厳しい管理体制を要請しています。また、生産現場へ出向いて監査を実施し、適切な指導を行っています。

中国福建省アモイ市の自社管理農場

中国福建省アモイ市の自社管理農場

受け入れた野菜は全量を目視で選別する

受け入れた野菜は全量を
目視で選別する

A. 味の素グループの日本人社員が現地に常駐し、事業管理をはじめ、従業員教育にあたります。

中国の自社管理農場には、味の素グループの日本人社員が現地責任者である「総経理(社長の意味)」として出向し、事業管理、農場や工場の管理を統括しています。
なかでも従業員の教育は、管理に欠かせない重要な要素です。工場の立ち入りの際の衛生チェック、厳格な安全管理の必要性への理解はもちろんのこと、日本の食品メーカーとしての責任感、味の素グループの一員であることの使命感を一人ひとりが持つことが、安全の基盤になると考えています。
そのため駐在員にとって、従業員や地域住民と日常から積極的にコミュニケーションをはかることは大切な任務のひとつ。言葉の壁を越えて地元の暮らしや文化に溶け込み、お互いの理解と信頼を深めます。
また、現地の教育だけでなく、日本での工場見学、研修も実施しています。厳しく管理された日本の生産現場を自分の目で見ることで、品質管理への意識を高めてもらうことを目的にしています。

アモイ味楽如意食品社の牧之段総経理

アモイ味楽如意食品社の川原総経理。社員や地域住民とのコミュニケーションを通じて、信頼を深める。

従業員は地方からの出稼ぎが多いため、福利厚生の一環として社員寮を完備している。

従業員は地方からの出稼ぎが多いため、福利厚生の一環として社員寮を完備している。駐在する日本人スタッフもここで生活する。

TOPIC MEMO

食をめぐる海外生産への不安

異物混入、産地偽装、残留農薬問題、冷凍食品への農薬混入事件など、輸入食品の事故が相次ぎ、かつてないほど食の安全に厳しい目が向けられています。その一方で、日本の食の安定供給のためには、海外から農畜産物を輸入せざるをえない状況にあります。
ここで大切なのは、残留農薬や異物の混入を防ぐための厳格な管理体制と、モニタリングとしての検査分析、そして問題があればそれをたどり、原因を明らかにできるトレーサビリティーの確保、そして説明責任を果たすことです。