Q. BSE(牛海綿状脳症)対策はどうしているの?

A. 使用禁止の牛原料は使用していません。

味の素グループでは、牛由来原料を使用する全製品について調査を実施し、厚生労働省が定めた使用禁止原料は使用していないことを確認しています。

TOPIC MEMO

BSEとは?

BSEは、Bovine Spongiform Encephalopathyの略称です。1986年に英国ではじめて発見され、欧州で大きく広がった牛の病気で、BSEにかかった牛は立ち上がれなくなるなどの症状を示します。脳の組織がスポンジ状になるため、牛海綿状脳症と呼ばれています。原因はプリオンというタンパクの一種で、発症機序はいまだ十分に解明されていません。

国産牛のBSE対策

1996年に、人間の新ヤコブ病との関係が明らかになりました。日本では2001年9月にはじめて発見されました。その後、2003年5月にカナダ、12月にアメリカでも発見されました。その後、日本や海外で、牛の脳や脊髄などの組織を家畜のえさに混ぜないといった規制が行われた結果、BSEの発生は、ピーク時に世界で約3万7千頭の発生があったものが、2013年には7頭に激減しました。日本では、2003年以降に出生した牛からはBSEは確認されておらず、そのリスクは大幅に減少しています。現在は、厚生労働省により、特定危険部位の除去や、24か月齢以上の牛のうち、生体検査において神経症状が疑われるもの及び全身症状を呈するものについてBSE検査の実施が義務付けられています。