設計・開発
科学的根拠に基づいた賞味期限の設定

賞味期限は、おいしさを維持できる期限。お客様へ提供する製品の品質情報のひとつです。保存試験によって保存中の品質変化の原因を緻密に分析し、科学的な根拠に基づいて設定します。

保存試験で「おいしさの期限」を調べる

味の素グループでは、製品の期限表示について、品質の劣化が比較的ゆるやかな食品に表示する「賞味期限」を記載しています。賞味期限は、ある一定の保存条件のもと、食品が食品としての価値を維持する期間、言い換えるとお客様においしく召し上がっていただける期間として、品質の変化を確認して設定します。
どのくらいの期間が経過したときに、どのような化学的、物理的変化が起こるかを調べ、その製品のおいしさが保持される限界点を把握します。

開発段階から発売後まで3つの試験

保存試験は、開発段階から発売後まで次の3段階で進めます。

(1)予備試験
製品ごとに必要と考えられる保存条件や評価項目を選定し、製品開発の初期に、2~3段階に変化させた各種条件で保存試験を実施します。そしてどのような特性がもっとも速く変化し、食品の価値を落としてしまうのか、またその限界点を明らかにします。

開発段階から発売後まで3つの試験

(2)保存本試験
予備試験で選定した最終包材※で、実際の製造工程で製造・包装したサンプルを用いて、通常の流通条件と、通常の流通条件よりも厳しい条件下で、2ヶ月、4ヶ月など異なる保存期間の保存試験を行います。保存期間ごとに、予備試験で選定した評価項目を中心に、味覚評価、理化学検査などを行い、賞味期限を設定します。

(3)販売製品での確認
製品発売後、設定した賞味期限が妥当であるか、店舗などの流通に出荷された製品を一定期間ごとに購入して、分析評価して再確認します。

※包材:包装材料

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