開発
製品の特長や使い方が伝わるパッケージデザインの検討

(パルスイート®カロリーゼロ/アミノバイタル®/Cook Do®の場合)

伝えたい情報を、見やすくわかりやすく伝えるため、お客様とのコミュニケーションを重視してパッケージをデザインしています。また、ストレスが少なく快適に楽しく使っていただくために、ユニバーサルデザインを追求しています。

お客様が知りたいと思われる情報を、見やすい位置にわかりやすく表示

「パルスイート®カロリーゼロ」は、カロリー摂取量を控えている方に適したカロリーゼロ・糖類ゼロの甘味料で、顆粒タイプと液体タイプがあります。
パッケージには、賞味期限など製品の基本的な情報を記載していますが、限られたスペースのどこにどのような情報を記載するかの検討は慎重に行っています。「パルスイート®カロリーゼロ」のリニューアルに際し、「アイ・トラッキング調査」を実施し、製品を手にとったお客様がパッケージのどこを見ているのかを調べました。その結果、「ご使用の目安」に視線が集中していることがわかりましたので、従来品に比べて、見やすい位置に面積を大きく取り、文字も大きくして、ひと目で使用量がわかるようなパッケージデザインとしました。

お客様が知りたいと思われる情報を、見やすい位置にわかりやすく表示

従来品よりも「分量と使い方」を大きく表示。その他の文字やマークも法律で定められた基準値より大きくすることで読みやすくしている。

文字や配色を工夫し、見やすく、そして使いやすく

パッケージに記載する情報は、簡潔な短い文章に整理し、できるだけ大きな文字にすることで、わかりやすく読みやすいことを心がけています。
お客様が頻繁にご覧になる「賞味期限」は、黒い背景に白色の文字が一番目立つと判断し、「パルスイート®カロリーゼロ」では、背景の色をこれまでの青色から黒色へ変更しました。また、お客様からのご意見を多くいただきたいとの思いから、「お客様相談センター」の電話番号を、これまでより大きな文字にして、より目立つようにしました。また、リサイクルマークや小さくなりがちな注意書きの文字なども、できるだけ大きく、見やすくしています。
また、新しいパッケージでは直感的に切れ込みの位置がわかるように、切れ込みの周りを紺色にして目立たせました。
アミノ酸サプリメント「アミノバイタル®」もパッケージデザインをリニューアルし、製品名や原材料名などの基本情報を記載した部分を、従来品では紺色の背景に白色の文字でしたが、見やすさを優先し白い背景に黒の文字に変更しました。また、箱を開ける際の「開け口」も色を効果的に使ったデザインに変更しています。

パルスイート®カロリーゼロ

改訂した「パルスイート®カロリーゼロ」は切り口の周りに色をつけることで、ひと目で位置がわかるように工夫している。

アミノバイタル®

「アミノバイタル®」のパッケージの裏面。デザイン性より、視認性をあげることを優先。

料理のおいしさが伝わる写真を選定

「Cook Do®」のパッケージでは、「麻婆豆腐(マーボドーフ)用」や「青椒肉絲(チンジャオロウスー)用など、製品に基本の色を決め、料理と製品がひと目で結びつくようにしています。また、メインの料理の写真は、昔の高級感のある中華料理店でのテーブルセッティングから、できたての中華料理が皿に盛られる場面に変えています。これはお客様の中華料理に対する意識が、以前よりも身近な料理となったため、よりおいしさにフォーカスし、ダイナミックな調理の臨場感や、家庭料理の出来立て感を表現したものです。こうした「おいしさを感じるポイント」がパッケージ写真を決める主たる要素になります。

料理のおいしさが伝わる写真を選定

料理のおいしさが伝わる写真を選定

1985年のパッケージと2016年のパッケージ。お客様の中華料理に対する意識とともに、料理の写真の構図も変化。文字も大きく、目立たせている。