Special
様々な取り組み
デジタルトランスフォーメーション(DX)
味の素グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)
技術革新によって様々な業界でデジタルディスラプションが激しくなっています。食品業界も今後、大きな変革を迎えることは間違いありません。味の素グループでは業界に先駆けてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
Topics
デジタルトランスフォーメーション銘柄
(DX銘柄)に選定
経済産業省と株式会社東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構が共同で選定する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2023」に選定されました。2022年度に続き、2年連続の選定となります。
CDOを創設し、
自社変革に取り組む
2019年よりCDO(Chief Digital Officer)を創設し、全社最重要任務として自社変革に取り組んでいます。
デジタル人財の積極登用
年齢や社内での経験にとらわれず、デジタル技術に長け、デザイン思考の強い人財をDX推進部門に配属するなど、デジタル人財の登用を進めています。若くしてビジネス部門におけるキーパーソンとなり、味の素グループというグローバル企業のDXをリードする立場で仕事をしています。味の素グループでは、デジタル人財が、それぞれの実務で連携し、また、社内勉強会などのOff-JTを活用しながら、会社とともに成長しています。新卒採用では、デジタル人財は以下のような業務を行う部門に初期配属されますが、その後は希望や適性に応じて全社の各部門で活躍するチャンスがあります。
1
デジタルビジネス
営業・マーケティング・生産・研究開発などのビジネスドメインの知識、デジタル技術/データ活用を通じて、ビジネスの高度化や新規ビジネス導入支援を行います。
※特に注力している分野
データサイエンス
データサイエンスや急激に発展するデジタル技術を駆使し、基礎的な分析から実装、データを活用したビジネス戦略検討の支援を行います。
2
情報システム
味の素グループのDX推進を支えるIT基盤やアプリケーションの企画・設計・運用を行い、お客さまと社会に向けた価値創出を強力に支えます。
業務例
#01
ものづくりを革新
~工場の時系列データを解析して生産性を向上する~
工場に設置した多種多様なセンサーから取得した温度や物質・成分の濃度といった時系列データや、過去に蓄積された生産効率指標のデータをもとに、熟練者の経験に頼っていた製造プロセスを制御するようなモデルを構築したり、高度な品質管理手法を生み出したりします。これらの解析によって、これまで把握できていなかった、安心・安全を維持したままより効率が高い生産に繋がる変数を発見し、新たな製造方法を提案、生産性を向上しました。
業務例
#02
研究を革新
~機械学習を用いた最適化により研究開発を加速する~
研究開発では、さまざまな条件で繰り返し実験を行う必要があります。しかし、研究者が限られた時間の中で行える実験は限られてしまいます。味の素㈱では、近年発展した計測技術・実験ロボット技術を導入し、様々な実験データを高速かつ大量に取得できるようになりました。これらのビッグデータを自動で収集する仕組みを構築し、機械学習で最適化することにより、知能を持ったラボラトリーオートメーション技術を開発し、研究開発を加速しました。
業務例
#03
マーケティングを革新
~SNSを解析して多様化する生活者のニーズに応える~
Webサイトの記事やブログ、SNSのテキストといったインターネット上にある生活者の情報と、購買履歴などの外部情報を組み合わせて分析し、生活者の意識や行動を多面的にとらえます。人の本音が表出しやすいSNSを分析することで、対面インタビュー調査では表れにくい深層心理にまで迫ることができます。この事例では、家族の食事の実態について書かれたSNSのテキストデータ分析から、母親が食事を通して子供に伝えたい本音を抽出し、これまでにない広告メッセージが出来上がりました。