働く環境・制度
DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)
味の素グループにおける
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンとは
味の素グループは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)の推進を、多様なキャリアを持つ人財が集まることによってイノベーションを生むための重要な経営戦略と捉えています。多様なキャリアを持つ人財を集めるにあたっては、性別、年齢、国籍、障がいの有無、経歴等一人ひとりの多様性を重視しており、味の素グループ全体でダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンに取り組んでいます。
1.ダイバーシティ・エクイティ&
インクルージョン(DE&I)
推進グループの設置

ダイバーシティ・人財担当執行役のもと、DE&I推進グループメンバーが、身近なジェンダー・ダイバーシティだけでなく、障がいのある人・性的思考・性自認、国籍や出身地による慣習の違いといったあらゆる多様性を受け入れ合い、お互いの個性や才能を活かす啓発研修を継続的に実施し、DE&Iの取り組みを推進しています。
2.社外評価

味の素(株)はダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンを推進していく過程で社外評価を頂いています。引き続きわたしたちの目指す姿に向けて取り組みを継続して参ります。
誰もが活躍できる、環境の実現
味の素グループでは社員一人ひとりが個人のキャリアをつなぎ(働き方の多様性)、活かす(キャリアの多様性)ことができる仕組みを整備するとともに、多様性を受容する組織風土づくりを推進しています。
1.DE&I研修
テーマを設定し組織文化醸成に向けた研修やイベントを実施しています。
例として、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)をテーマに公平な機会提供を目指す研修や職場のDE&I推進に関する好事例を紹介し合う「DE&I DAY」を開催しています。
2.30% Club Japanへの加入

企業の重要意思決定機関に占める女性割合の向上を目的とした「30% Club Japan」の活動趣旨に賛同し、性別、年齢、国籍等を問わず公平な活躍の場を提供することを通じて2030年までに取締役、ライン責任者および女性管理職を味の素㈱で30%とすることを目指しています。これにより健全なジェンダーバランスによる企業ガバナンスの強化がなされ、イノベーションの加速と価値共創を実現することで、国際競争力の向上に寄与します。
3.DE&Iランチセミナー

2020年度より、さらなる多様性受容に向けた組織文化醸成を目指し、「ランチ時間60分で気軽に参加可能なDE&Iを体感できるセミナー」として、国内グループ会社の契約社員や派遣社員の方を含む全従業員に年3回提供しています。性的指向・性自認、仕事と育児・介護との両立、障がい、ジェネレーション・ギャップなど多様なテーマでセミナーを実施し、従業員一人ひとりが安心して働きやすく、いきいきと活躍できる環境づくりを推進しています。
4.事業所内保育所「アジパンダ®KIDS」

仕事と家庭を両立でき安心してキャリアを継続できる環境づくりを目的として、川崎事業所に事業所内保育所「アジパンダ®KIDS」を2018年3月に開設しました。小さな子どもを育てながら働く社員が、仕事と家庭を両立でき安心してキャリアを継続できる環境づくりを進めています。
5.性的指向・性自認 への取組
2018年3月改定の「人財に関するグループポリシー」においてLGBTを理由とした差別の禁止を明記しています。また、味の素グループの国内グループ会社にLGBT相談窓口担当者を配置し、年1回研修を実施したり、外部講師および性的マイノリティ当事者による勉強会として車座対話会や性的指向・性自認をテーマにしたセミナーを実施したり、正しい知識を従業員に浸透させています。
これらの取組を評価いただき、2020年より5年連続PRIDE指標ゴールド認定を受けています。
また、2020年より外部相談窓口である㈱アウト・ジャパン社のLGBT-Allyプロジェクトに参加し各地のレインボープライドのパネルに協賛のロゴ掲示を頂いたり、各地のレインボープライドに合わせて社内SNSでの呼びかけを行ったり、本社食堂では東京PRIDEに合わせてレインボークッキーの販売などを行うことで、従業員の認知を高める活動を行っています。
6.障がい者がより働きやすく、
活躍できる環境づくりに向けて
障がいの有無に関わらず、社員一人ひとりが持つ力を最大限に発揮し、会社と共に成長できる環境づくりに取り組んでいます。
お互いを尊重し、理解し合い、サポートし合うことを大切にしています。
採用時には、応募者の方の希望や必要な配慮事項を丁寧にヒアリングし、受け入れ部署と連携して働きやすい環境を整えています。また、ご本人向けには「社内サポートガイドブック」を、受け入れ部署向けには「合理的配慮に関するガイドブック」を整備・発信し、サポート方法を共有しています。
入社後も安心して働き続けられるよう、全国に障害者職業生活相談員を配置し、職場での困りごとやキャリアに関する相談支援を行っています。
日々のコミュニケーションを大切にし、一人ひとりに寄り添った支援体制の充実に努めています。