社員
Business
※入社時の職種:R&D
技術と法規。
その両方を理解し、
世界に広がるビジネスの力に。
Miyako
食品事業本部 ソリューション&イングリディエンツ事業部
ソリューション素材グループ 兼 グローバルグループ
2018年入社
工学部 マテリアル工学科
※業務内容・所属部署は取材当時のものです
経歴
- 入社1~5年目:
- 食品事業本部 食品研究所 調味料ソリューショングループ(リアクションフレーバーの開発)
- 入社5年目~現在:
- 食品事業本部 ソリューション&イングリディエンツ事業本部 ソリューション素材グループ 兼 グローバルグループ(独自素材マネジメントと新領域ビジネス開拓)
01
食品だからできる、
生活への直接的な貢献を。
入社動機を教えてください。
大学では二次元電子物理学を研究していました。ただ、実用化のハードルが高い分野だけに、人々の生活に具体的に貢献することはまだまだ先になるだろうとも感じていました。そこで就活では、より直接的に生活を豊かにできる業界を検討。もともと食べることも料理することも大好きだったので、食品業界には特に注目していました。味の素㈱は、説明会などを通じて風土が自分に合っていそうだと感じたことや、その商品を自分自身がよいと思っていたことから志望。先に入社していた大学の先輩から、働き方の自由度や福利厚生の手厚さを事前に聞いていたことも大きな後押しとなりました。
入社して感じたギャップはありますか?
入社前は、スーパーに並ぶCook Do®やほんだし®などのBtoC商品を取り扱う企業だと思っていました。実際のビジネスはもっと幅広く、基礎研究やBtoB向けの製品開発、さらには食品以外の日用品や、電子材料なども取り扱っています。だからこそ幅広い領域の知見を社内で共有することができ、自分の部署だけではなしえなかったような、大規模なプロジェクトを推し進められる魅力につながっています。
02
新しい技術を、
世界的なビジネスにするために。
現在の仕事内容を教えてください。
現在は2部署を兼務しています。1つ目の部署では、研究所が生み出した独自素材や技術のマネジメントと、海外の法規に照らし合わせた適法性確認を行っています。味の素㈱は自社内で基礎研究から調味料の開発を行い、それらをグローバルに展開しています。そのため、研究所を経験した私のバックグラウンドを活かし、新しい技術を深く理解した上で、それらが海外の法規にどのように適合するかを確認しています。2 つ目の部署では、海外法人と連携して、新たなビジネスの開拓に挑んでいます。1つ目の部署から生まれた新規技術を活かし、それらを展開可能な国へ売り込んでいくイメージです。
その仕事のやりがいは何ですか?
技術を理解したうえで各国における適法性を確認するプロセスは、理系と文系、両方の側面を持っています。研究者たちの意思を継ぎつつ、自分のバックグラウンドや強みを存分に活かせることにやりがいを感じています。たとえば、基礎研究部門で行なっている味覚受容体の研究から新しい素材が生まれ、それが食品研究所の手によって調味料という形になり、さらに私の部署から製品としてお客様のもとへ羽ばたいていく——そんなふうに、多くの研究者が時間をかけた研究の結果が世の中をよくしていく実感を味わうことができ、大きな達成感を覚えます。
若手時代の経験はどう役立っていますか?
入社直後に配属された食品研究所では、社内技術を実感とともに理解し、技術と法規をつなげるスキルを磨くことができました。それが現在の「技術を理解し、適法性を確認する」という仕事に直接的に活かせています。また、技術を実際に体験してきたので、「この素材はこういう技術を使っていて、こんな味がする」から、「こんな市場の、こんなお客様にフィットするだろう」という予測が立てやすいと感じています。
今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。
社内にはまだまだ魅力的な研究結果がたくさんあります。それらが一つでも多く製品として実り、世の中をよくしていけるよう、これからも研究とビジネスをつないでいきたいです。大きな会社だからこそ、一人では成し遂げられないような大きな成果を出すことができます。私はチームの推進者として知識やスキルをさらに高め、社内・社外が一丸となれるチームづくりに貢献したいと考えています。
いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと
この先、私のキャリアが研究サイドに戻るとしても、このままビジネスサイドに残るとしても、将来的には「食品の歴史を変えた」といわれるほどの製品を生み出したいと思っています。厚い研究層を持ち、多くの国で幅広いビジネス行っている会社だからこそ、食品の歴史の変換点に立ち会える可能性がある。そう信じています。
