Interview

社員紹介

生産

※入社時の職種:生産

独自技術による、
核酸医薬品の製造。
味の素㈱だけの価値を、
チャレンジングに届ける。

Hajime

アミノサイエンス事業本部 東海事業所
医薬品製造部 AJIPHASE課 TIDES合成係
2020年入社
理学部 化学科

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1年目~現在:
アミノサイエンス事業本部 東海事業所 医薬品製造部 AJIPHASE課 TIDES合成係(AJIPHASE🄬技術を利用した核酸医薬品の製造)

01

グループビジョンに共感し、
人柄のよさに心を決める。

入社動機を教えてください。

高専、大学で化学を学び、ドラッグデリバリーシステムの研究を行っていたこともあって、食品メーカーと製薬メーカーを対象に就職活動に取り組みました。味の素㈱を志望した理由は、就職活動当時の「アミノ酸のはたらきで食習慣や高齢化に伴う食と健康の課題を解決し、人びとのウェルネスを共創します」というグループビジョンの実現に貢献したいと感じたからです。たくさんの会社の中から、最終的に味の素㈱に就職した決め手は、人柄のよさです。面接にも他社と比べて柔らかい空気感がありました。緊張していた私に面接官が優しく話しかけ、緊張をほぐしてくれました。工場見学の際、先輩社員が口をそろえて「人柄がいい会社」と言っていたこととも重なり、この会社で働きたいと感じました。

入社して感じたギャップはありますか?

大きな会社なので「若手社員は指示に従うだけで意見は聞いてもらえない」「責任のある大きな仕事は任されない」「早期の成長は望めない」という、年功序列の環境をイメージしていました。また、生産職場ということもあり、ルーチン業務がメインだろうとも想像していました。実際は、若手社員であっても意見は尊重され、努力すればするだけ任される仕事も増え、非定常業務も多い職場でした。日々の仕事にこんなにもワクワクしながら取り組めて、成長も早い環境であったことに驚きました。

02

チャレンジングだからこそ、
やりがいが絶えない。

現在の仕事内容を教えてください。

私の所属する部署では、味の素㈱の独自技術である「AJIPHASE🄬」を用いた核酸医薬品の製造を行っています。出発物質の合成から伸長工程を経て、中間体溶液としての製品充填までを行い、その後、使用した設備を洗浄します。私の主な職務は、多様な核酸医薬品の製造業務と、付随するGMP、IMSの書類作成です。安定生産を実現するために創意工夫を用いて製造業務を行うほか、組織として時間生産性を高めるための改善や、「安全」「品質」「環境」を保証するための設備改善、GMP文書の改訂、新規作成などを行っています。また、医薬品の上市化に向けたVAの文書類作成も行っています。

その仕事のやりがいは何ですか?

拡張事業であるため、日々の業務がチャレンジング。絶えずやりがいを感じています。その中でも、もっともやりがいを感じたエピソードを紹介します。私は班長任命を受け、設備洗浄を任されました。洗浄手順をイメージし、スケジューリングから人員の振り分け、日々の業務指示、記録類の作成、チェックを行い、計画通りに洗浄を完了することができました。リーダーシップを発揮してチームを率いることの難しさや、過密な洗浄スケジュール、責任感による重圧に苦しんだこともありましたが、優しい先輩たちに支えられ、無事に完遂できたことがとてもうれしかったのです。自信が生まれ、もっと努力したいと思うようにもなりました。

学生時代の経験はどう役立っていますか?

私は小学生からサッカーを始め、大学では体育会サッカー部に所属していました。その時に学んだ、努力することの大切さ、仲間とともに目標に取り組む大切さ、プロフェッショナルな意識が、今の仕事に活かされていると思います。お金をもらって働く以上、プロであることを自覚しなければいけません。対価を得るには、成長する義務があると思います。そのために努力を怠らず、成長速度に妥協をしなかった結果、今の私が形づくられたのです。また、チームでひとつの品目を製造するうえで、自分だけが努力しても完遂することはできません。意識をひとつにし、協調し合い、ともに達成する喜びを知ったサッカーでの経験が、チームで仕事に向き合う姿勢の基礎をつくってくれたと思っています。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

アイテムリーダーとなって製造現場を牽引していくことです。チャレンジングな製造を行う中でも、ヒューマンエラーを少なくできるようルールの見直しや仕組み化を進め、「安全」「品質」「環境」を遵守した安定生産を完遂し、さらには時間生産性も高めて、事業拡大のために組織の中心を担っていきたいです。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

製造環境の改革です。時代とともに、「安全」「品質」「環境」を取り巻く法律は厳しくなっています。この3点には「ここまでやればよし」という明確なゴールはなく、常により厳しくあり続けることが必要だと思います。一方で、ルールが厳しくなるほど、現場の従業員の負荷は高まります。人間である以上、ヒューマンエラーをゼロにすることは不可能です。私は現場で働いた経験を活かし、DXによって自動化すべきところと、人間が臨機応変に対応すべきところを切り分け、これまで以上に厳しく「安全」「品質」「環境」を追求しながらも、もっと楽に働ける環境を実現したいと考えています。