Interview

社員紹介

生産

※入社時の職種:R&D

高品質を、
安定的に。
医薬用アミノ酸の供給に、
全員の力を注ぐ。

Masahiko

アミノサイエンス事業本部 九州事業所
製造部 調味料・アミノ酸グループ 医薬用アミノ酸係
2010年入社
生物応用化学科

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1〜11年目:
アミノサイエンス事業本部 バイオ・ファイン研究所 バイオソリューション研究所 アミノ酸工業化室 グローバルアミノ酸グループ(アミノ酸、核酸発酵プロセス開発、スケールアップ設備管理)
入社11年目〜現在:
アミノサイエンス事業本部 九州事業所 製造部 調味料・アミノ酸グループ 医薬用アミノ酸係(製造オペレーター)

01

研究所と現場に壁がなく、
やりたいことに挑戦できる。

入社動機を教えてください。

もともと食に対しての興味が高かったので、食品業界を選択肢の一つとして考えていました。味の素㈱に興味を持ったきっかけは、インターンシップに参加した友人から職場の雰囲気や福利厚生について聞いたこと。企業研究を進めてみると、理念に「明⽇のよりよい⽣活に貢献」という言葉があったことや、食に限らずさまざまな分野の商品を扱う企業であることから、多様な形で人の役に立てるのではないかと思いました。

入社して感じたギャップはありますか?

製造現場と研究所の距離が近いことに驚きました。他社に就職した学校の先輩から、高専卒業生は製造現場での勤務が基本であり、研究に関わることは少ないと聞いていました。しかし、私の初配属先は研究所。研究所と製造現場間での人の行き来が頻繁に行われているのも驚きでした。こうしたことも含めて、最終学歴に限らず自身の希望でやりたいことに挑戦させてもらえる場面が多く、想像以上に自分のキャリアを描きやすい環境でした。

02

仲間とともに課題を解決。
アミノ酸製造を次のレベルへ。

現在の仕事内容を教えてください。

医薬用アミノ酸係では、医薬用、食添用、香粧品用といった用途に応じたアミノ酸を製造しています。その中で私は、医薬用アミノ酸の生産に特化した工場での生産オペレーション業務を担当しています。医薬用アミノ酸の生産工場では4種類のアミノ酸を生産していますが、1年を通して24時間稼働しており、3交替勤務をしながら安定して製品の供給ができるように努力を重ねています。また、医薬用アミノ酸は高い品質を維持することが重要なため、職場の全員で設備や作業方法の改善を進めています。

その仕事のやりがいは何ですか?

職場で重視されているのは、高品質の製品を安定して供給すること。製造のオペレーションも厳密に運用ルールが定められています。一方で、10年以上前から変わっていない運用も多く、実際の設備や基準に照らし合わせると改善可能な場合があります。そのような課題を発見し、職場のメンバーと協力して解決に挑む時、やりがいを感じます。また、友人や知り合いから弊社の商品を使ってみた、買ってみたといわれることも、些細ではありますが、やりがいやモチベーションにつながります。

若手時代の経験はどう役立っていますか?

入社して1〜2年目は、アミノ酸の発酵プロセス開発を行う部署で仕事をしていました。学生時代の学科からのつながりはなかったのですが、アミノ酸発酵の基礎をはじめ、さまざまな分析方法や解析方法を習得することができました。特に解析のスキルは、現在の製造現場で課題が生じた際にも役立っているように思います。また、開発の最終目的は製造現場にプロセスを導入すること。そのため、研究室にこもるだけではなく現場にも足を運び、活きた情報や知識を手に入れることの大切さを学びました。その経験は、課題のある現場を自ら確認し、質の高い情報収集を行い、最適な解決策を導き出す姿勢につながっています。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

さらに安定した生産設備や生産体制を確立し、将来にわたって製品の安定供給を可能にするとともに、社員がさらに働きやすい環境を作り上げ、味の素㈱にかかわる全員が幸せになれる職場にしたいです。まだまだ自動化が追いつけていない工程など課題はいくつもありますが、それらを一つひとつ解決し、将来の理想の職場を実現していきたいと考えています。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

理想の生産工場を構築したいです。近年、設備の更新や新技術の導入が進んではいるものの、古い設備や不具合はいまだに存在しています。3責(安全・環境・品質)の観点や、製品の安定供給の点から見ても、理想の状態とは言いきれません。「理想」は人や職場によって違うと思いますが、今後の会社人生を通して経験を重ね、あるべき姿を考え続け、最終的に形にできればと考えています。