Interview

社員紹介

生産

※入社時の職種:R&D

その先にいる
患者さんを思いながら、
アミノ酸に求められる
高品質を守る。

Yusuke

アミノサイエンス事業本部 川崎工場 品質保証部
品質管理グループ
2013年入社
薬学部 創薬科学科

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1〜2年目:
味の素製薬㈱創薬研究所 製剤分析研究室(医薬品の製剤化研究)
入社2~5年目:
味の素㈱イノベーション研究所 基盤技術研究所 分析応用研究グループ(アミノ酸分析法の開発やその全自動化)
入社5~10年目:
アミノサイエンス事業本部 東海事業所 品質保証部 医薬品質管理グループ(医薬品原薬の品質管理)
入社10年目〜現在:
アミノサイエンス事業本部 川崎工場 品質保証部 品質管理グループ(医薬用アミノ酸の品質管理)

01

アミノ酸を入り口に、
幅広い分野で人びとの健康を支える。

入社動機を教えてください。

人の健康に貢献できる仕事がしたいと思っていたことから、製薬業界を志望していました。しかし就職活動の中で、薬だけではなく日々摂取する「食」からもアプローチできればと考え、食品業界にも興味を持つようになりました。また、学生時代にアミノ酸に関する研究をしていたこともあり、アミノ酸の持つ生理機能は面白いなとも思っていました。味の素㈱は、アミノ酸を使った医薬品やアミノバイタル®など多くのサプリメントを発売しており、ここでならアミノ酸を用いて、さまざまな分野から多くの人の健康に広く関わっていくことができると思いました。

入社して感じたギャップはありますか?

部署異動のスパンが短かったことです。入社前は一つの部署に少なくとも7〜8年在籍し、その中でしっかりと結果を残していくものだと思っていましたが、実際には3〜5年で異動。その部署のことがよくわかってきて、これからさらに結果を出していこうというタイミングにあたり、残念に思うこともありました。一方で、自分の希望をしっかりと聞いてくれることにも驚きました。専門分野は活かしつつ、その領域外にも視野を広げてチャレンジできる環境は、成長につながっていると感じています。

02

スピーディに。確実に。
課題を解決し、アミノ酸をお客様のもとへ。

現在の仕事内容を教えてください。

私が所属する品質管理グループは、主に医薬用アミノ酸の品質管理業務を行っています。川崎工場だけでなく、国内外の工場で製造されたアミノ酸が規格を満たしているかどうか、さまざまな分析手法を用いて確認しています。通常より不純物が多かったり、いつもは見えていない不純物が見えたりと、異常を見逃してしまうと患者さんに健康被害を与えることにもなりかねません。製品を使用する患者さんのことを意識し、日々緊張感を持ちながら仕事をしています。また、医薬品に対する品質要求は年々高まっており、そのニーズに対応するために品質保証部門とも協力しながら、新たな技術・機器の導入や分析法の立ち上げなどを進めています。

その仕事のやりがいは何ですか?

日々の分析業務の中では、機器異常などさまざまなトラブルが発生します。しかし、その解決に時間をかけていると製品を待っているお客様にはいつまでも届きません。トラブルの原因を一つひとつ検証して解決することを、非常に短い期間かつ、定められた手順に沿って実施する必要があります。スピード感を持ってトラブル対応を進めた後、品質に問題がないことを確認して無事に出荷できることは、品質管理業務におけるやりがいの一つだと感じています。

若手時代の経験はどう役立っていますか?

研究所ではアミノインデックス®に関わる分析法開発を行っていました。既存の方法を改良し、どうすればオペレーターが精度よく、安定して分析できるのか、コストを削減できるのかを考えながら開発にあたりました。経験も知識もさまざまなオペレーターが同じレベルの分析ができるよう、手順を定め、操作方法を指導していく必要があったため、どのように伝えれば理解してもらえるのかを学び直す機会となりました。また、コストについての意識も強く持つことができ、携わっている製品がどれくらいの売り上げなのか、その中で実施した分析にどの程度のコストがかかっているのかを把握するきっかけになりました。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

まずは確実に製品を出荷できるよう、日々の分析対応を進めていくことです。その後、世の中の品質要求を満たし続けられるように、自分だけでなく部署一人ひとりのレベルアップに貢献したいと考えています。日々高まる品質要求を満たすため、法規制を学び、各機器や分析法の原理・原則を理解し、トラブルを含めて的確に対応していく必要があります。それを部署の誰もがいつでも実行できる、より信頼される品質管理体制を構築したいと思っています。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

味の素㈱の品質を牽引していきたいと考えています。製品品質に少しでも疑義があれば、お客様からの信頼を失うことにつながります。そうならないよう、自身の知識と経験を高めていくことはもちろん、品質に関わるメンバーの成長も促していきたいと思っています。また、品質管理だけでなく品質保証についても学び、味の素㈱らしい安心で高品質な製品を世の中に出し続けていきたいと思っています。