Interview

社員紹介

生産

※入社時の職種:生産

エネルギーを送り出す
「心臓部」で、
事業活動と環境対応を
両立させる。

Sohei

アミノサイエンス事業本部 川崎工場
製造部 原動課第1係
2013年入社
電気電子工学科

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1年目~現在:
アミノサイエンス事業本部 川崎工場 製造部 原動課第1係

01

10年以上が経っても、
刺激の絶えない奥深さ。

入社動機を教えてください。

学生時代は工学(電気)を専門にしていたため、電気の知識を生かしつつ、生活に身近な業界で世の中の役に立つ仕事がしたいと思っていました。味の素㈱は食品以外にも幅広い分野でグローバルに事業を展開していることから、入社すれば、世の中で暮らす人々のよりよい生活に貢献できると判断して入社を決意しました。就職活動の過程で社員の人柄のよさが伝わり、このメンバーと一緒に仕事をして、世の中の役に立ちたいと思ったことが最終的な決め手です。

入社して感じたギャップはありますか?

私が所属する原動課の役割は、川崎事業所内で働くすべての人の仕事に必要なエネルギーを供給することと、生産活動によって発生した排水を処理し、きれいな水として多摩川へ戻すことです。エネルギー供給設備には発電機・冷凍機・ボイラー・空圧機などがあり、扱う設備は想像以上に幅広いもの。さらに排水の処理設備では、微生物の働きを管理する必要まであります。また、どの設備においてもスケールが大きく、驚かされたことを今でも覚えています。配属された当初は知らないことばかりでしたが、それぞれの設備の原理原則を勉強するごとに製造現場の奥深さを実感。11年目に入った今もいまだに勉強することが多く、刺激が絶えません。

02

24時間365日。
事業所と地球持続性のために。

現在の仕事内容を教えてください。

エネルギー供給と排水処理に関する設備の運転及び保守管理などを行っています。電気や蒸気、冷水、圧縮空気など、事業活動に必要なエネルギーを供給する設備はまさに事業所の心臓部。また、排水をきれいにして多摩川に戻す処理は、環境に配慮しながら事業活動を継続するためには欠かせないものです。24時間365日稼働する川崎事業所を支えるために、私たちは三交替制で勤務し、担当設備の点検やメンテナンスを行うとともに、異常発生時にはすぐに対応に当たります。また、「安全」「品質」「環境」「遵法」の4つの責任を守って事業所の安定稼働を支えるだけでなく、地球環境負荷低減やコスト削減のためにエネルギー消費量を抑える業務改善にも、日々取り組んでいます。

その仕事のやりがいは何ですか?

原動課が作ったエネルギーや排水処理設備も、製造する製品のコストになります。できるだけ安く抑える必要があり、そのための改善は欠かせません。改善活動の中には、私が提案したことで実行されたものもあります。たとえば「空気圧縮機」という設備。設備の特性上、最低風量が決まっていました。そのため、使用するよりも多くの空気を供給する運転を行っていたのですが、設備メーカーの方と協力して風量を下げる方法を検討。需要と供給のバランスを最適化させました。業務に熟練したベテランが多く在籍する職場ですが、フレッシュな視点を持つからこそ気づけることも存在します。日々の運転管理を含め、エネルギー消費の改善活動を通じて、地球持続性に貢献できていることを実感しています。

若手時代の経験はどう役立っていますか?

原動課の運転管理ではまず、決められた手順通りに業務を実施する必要があります。入社1~2年目では、一人で業務ができるようになることが求められ、先輩に教わりながら必要な知識を学んでいきました。けれど最終的に私たちが求められているのは、川崎事業所の安定稼働を前提とした付加価値の創出です。「これはなぜ必要なのか」を考えながら業務と向き合った経験によって、無駄を省き、業務の付加価値を高めていく姿勢が身についたと思います。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

どこの会社でも一緒だと思いますが、社会人として学ぶことは生涯続きます。先輩たちが私を教育してくれたように、私も後輩に原動課の技術・技能を伝えていけるようになりたいと考えています。2022年以降、原動課にも後輩が配属されるようになり、彼らがよりスムーズにステップアップできるような教育を心がけています。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

エネルギー供給や排水処理を行う立場として、地球持続性に貢献することが私のモチベーションです。まずは職場内でのキャリアアップにより、広い視野でそれを果たしていきたいと思います。さらに、学生時代の専門分野を強みとして、電気管理のスペシャリストになることが長期的な目標です。これからも川崎事業所が成長していく中で、電気の側面からその成長を支えられる人材になりたいと考えています。