Interview

社員紹介

R&D

※入社時の職種:R&D

「安心・安全」と、
新しい「価値の創造」。
食の品質保証で、
その両立を実現する。

Yukiko

食品事業本部 食品研究所 技術開発センター
品質保証・基盤技術グループ
2021年入社
園芸学研究科 環境園芸学専攻

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1年目~現在:
食品事業本部 食品研究所 技術開発センター 品質保証・基盤技術グループ(微生物分析/理化学分析)

01

熱い想いを持つ
社員とともに。

入社動機を教えてください。

食を通じて、世界中の人々の心身の豊かさに貢献するために食品業界を志望していました。その中で味の素㈱に決めた理由は、研究に裏打ちされた確かなおいしさを届けることができる会社だと感じたからです。味の素㈱が保有する「おいしさ設計技術®」を用いれば、さまざまな要素が複合して創出されるおいしさを自在に操れること。さらには、アミノサイエンス®を通じた栄養の最適化により、空腹を満たすだけではない、おいしさと新しい価値を兼ね備えた「食」を提供できること。そうした可能性に惹かれました。また、インターンシップを通じて、社員が熱い想いをもって研究に取り組んでいることを肌で感じ、ここで研究したい、一緒に働きたい!と強く思いました。

入社して感じたギャップはありますか?

製品が生活者の手に渡るまでに多くのステップがあり、想像以上に多くの人がかかわっていることです。ひとつひとつの原料選定から、おいしさ実現のためのレシピ開発、そして包材設計と、研究所だけでもたくさんの部署が動いています。また、当たり前のように感じるかもしれませんが、安心・安全についての意識は極めて高いです。小さな改定やリニューアルであっても、安心・安全を担保するためにさまざまな分析試験が時間をかけてなされていることに驚きました。

02

絶え間ない開発と改善で、
創業の志を体現したい。

現在の仕事内容を教えてください。

品質保証・基盤技術グループでは、食品の品質・安全性に係る食品分析、品質・法規に係るリスク評価や、その仕組みづくりを行っています。その中で私は、国内外の味の素グループの食品開発部門から依頼を受け、安全でおいしい製品設計のためのコンサルティングや、製品の安全性を証明するための微生物分析、おいしさにかかわる要素を定量的に把握するための理化学分析を行っています。製品の開発、製造時にトラブルが発生した際には原因究明を行い、より安全性の高い製品の提供に寄与できるよう、分析も含めたコンサルティング対応を行っています。また、より精度高く簡単に分析できる分析手法の開発や、自動化ロボットの活用による省力化に取り組むことによって、「安心・安全」と「おいしさ」を両立した製品をスピーディーに提供できるよう努めています。

その仕事のやりがいは何ですか?

「製品の安全性を証明することができ、無事に発売できました」「品質に問題ないことを証明でき、助かりました」などのフィードバックを開発部門や営業部門の方からいただいた時です。私たちの部署は直接お客様とかかわることはありませんが、安全性評価や分析という形で自身が携わった製品が店頭で販売されている光景を見ると嬉しく思います。安全の証明は、基本的には「守り」の仕事。でも、口に入る食べ物として揺らいではならない、「安心・安全」という価値を提供することができます。味の素グループの創業の志である「おいしく食べて健康づくり」に、この仕事を通じて貢献していきたいと考えています。

学生時代の経験はどう役立っていますか?

アルバイトで培った傾聴力と、臨機応変な対応力を仕事に活かしています。洋服店のアルバイトでは、お客様の一人ひとりに寄り添いながら、悩みを解決できるアイテムを提案してきました。現在の業務とは関係がないスキルに見えますが、開発部門や営業部門から依頼や相談を受けた際に役立っています。実施例のない製品の安全性評価を行う際には、過去の知見を参考にオーダーメイド的な試験系を構築したり、複数の依頼に対し、求められる要望や期間に合わせてスケジュールを組み立てて対応したりしています。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

危害やトラブルを先回りして防ぐ仕組みをつくり、「安心・安全」と「新しい価値」を両立することです。挑戦には失敗がつきものですが、お客様の手に渡る食品において、品質異常やトラブルの発生は許されません。危害やトラブルが発生する前に気づける仕組みを構築することで、「安心・安全」を確実に保証しながら、新しい価値の創造に向けて挑戦し、これまでにない製品の開発に貢献したいと考えます。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

自動化・効率化を推進し、人間は「人間」にしかできない仕事に取り組める環境を創ることです。安全性評価にかかわる分析を含め、日頃の業務には定常作業が数多く存在します。また、転記作業やチェック作業など、ロボットのほうが速く正確な仕事もあります。ロボットが得意とする業務はロボットに任せ、私たちは人間にしかできないクリエイティブな業務を行うことで、革新的な製品や新価値の創出を行いたいと考えます。