Interview

社員紹介

R&D

※入社時の職種:R&D

CO2からタンパク質を
生み出す。
環境と食糧、
ふたつの課題を解決する。

Morito

アミノサイエンス事業本部
バイオ・ファイン研究所
バイオソリューション研究所
バイオソリューション開発室
セイボリーグループ
2018年入社
農学生命科学研究科 応用生命工学専攻

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1〜2年目:
バイオファイン研究所 発酵グループ(アミノ酸生産菌の保存技術の開発)
入社3年目~現在:
バイオファイン研究所 セイボリーグループ(次世代タンパク質素材の製造技術開発/発酵うま味調味料の開発)

01

微生物によるモノづくり研究で、
世界トップレベル。

入社動機を教えてください。

「バイオテクノロジーを駆使したモノづくりの研究がしたい」という思いで就職活動を行っていました。そのため、食品業界だけでなく、製薬業界、化学業界などの選考も受けていました。味の素㈱に決めた理由は、私が大きな可能性を感じていた微生物によるモノづくり研究の分野で、世界トップレベルの研究開発力と生産技術を有していたこと。そして、研究成果を食品という形で世界中の方々に届けられる点に、とても魅力を感じたからです。

入社して感じたギャップはありますか?

「研究所」と聞いて、個性あふれる人たちがそれぞれ思い思いの研究をしていると思っていました。けれど実際には、研究者が作りたいものを作るのではなく「お客様がほしいと思うものを作る」という考え方のもと、研究テーマが決められていました。また、仕事とプライベートのバランスがすごく取りやすいと感じました。休む時と働く時のメリハリがしっかりしており、無駄な残業というものが全くない印象でした。ただ初期配属については、希望通りとはいかなかったために少し不満も感じいました。配属先で精一杯頑張りながらも上司には異動の希望を伝え続け、結果として異動が叶い、組織の柔軟さを感じました。

02

バイオテクノロジーを駆使して、
社会課題を解く。

現在の仕事内容を教えてください。

地球環境を保全しながら、人間の大事な栄養となる食糧生産のための技術開発を行っています。具体的には、空気中のCO2を原料にしたタンパク質素材の製造技術の開発です。地球温暖化の原因と言われているCO2を削減しながら、将来的に地球全体で需給がひっ迫すると予想されるタンパク質を生産する技術は、「環境問題」と「食糧問題」のどちらにも貢献する非常に社会価値の高い技術になると思っています。

その仕事のやりがいは何ですか?

現在はまだ研究段階ですが、この技術を社会実装することで、「環境問題」と「食糧問題」に対して解決策を提示し、世界中の方々の健康な生活に貢献できるところです。実際の業務内容としても、面白い生態を有する微生物の実験から、新しい製造設備の設計、商品イメージの設定など非常に多岐にわたっています。どれも前例がほとんどないため大変ではありますが、専門性の異なるメンバーと協力して新しい技術を一緒に作っていくことにとてもやりがいを感じます。

若手時代の経験はどう役立っていますか?

私の初仕事は、新しい保存技術の開発でした。味の素㈱にとっても、また私としても未知の領域だったため、先輩とともに手探りで開発を進めていきました。その時に見た先輩の働き方が、とても印象に残っています。自分だけで抱え込むのではなく、積極的に外部の専門家などに話を訊き、技術や情報を取り入れること。得た情報をもとに、開発が必要な要素・課題を洗い出し、順序立てて計画に落とし込むこと。学生時代、ただがむしゃらに研究を進めていた私にとって、先輩の手法はとても勉強になりましたし、現在の仕事でも大いに活きていると思います。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

まだ研究段階の現在の仕事を社会実装させることで、「環境問題」と「食糧問題」に新しい解決策を提示し、世界中の方々の健康な生活に貢献したいと思っています。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

私の人生の目標は、「バイオテクノロジーを駆使して、環境問題・食糧問題などの社会課題を解決すること」です。今の仕事は、その目標を達成できる可能性が高いと思っています。そのため、この仕事を社会実装させることが私の大きな目標です。