Interview

社員紹介

法務

※入社時の職種:法務

リスクのバランスをとり、
価値を最大に。
法務という、
事業の推進力。

Shohei

コーポレート本部
兼 R&B企画部イノベーション戦略・CVCグループ
2011年入社
法学部

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1年目~現在:
法務部(後に法務・コンプライアンス部に改称)にて、契約審査、M&A等のプロジェクト対応、法令対応、規程管理、株式・開示関係業務等を行う
入社10〜11年目:
米国ロースクールに留学し、LL.M.(法学修士)を取得
入社12年目~現在:
CVCチームを兼務し、スタートアップ・ファンド出資対応を行う

01

入社して実感した、
味の素㈱の「広さ」。

入社動機を教えてください。

自分が手に取ることのできる商品に関する仕事に携われば、働きがいを感じられるのではないか——そう思ったことから、BtoCメーカーを中心に就職活動をしました。特に、食品・飲料業界は毎日消費されるモノを扱っているので、自分の仕事が最終的にどう世の中につながっていくのか、より身近に感じられるのではと考えていました。その中でも、アミノ酸に関する知見をベースに国内外で幅広い事業を展開している味の素㈱なら、きっと多様な経験ができると考え、入社を決めました。加えて「人」も大きな魅力でした。会社の風土や雰囲気は、最終的にはそこで働く人に左右されます。就職活動で会った社員の人柄が自分に合うかどうかは、とても重要な要素だと思います。

入社して感じたギャップはありますか?

会社説明会で味の素㈱の事業の幅広さは聞いていましたが、それでもやはり強かったのは「食品(調味料)の会社」というイメージ。しかし、実際に働いてみると、食品以外も含め、ほんとうにいろいろな国で、いろいろな事業を展開しているなと実感しました。特に最近は、新事業の立ち上げや他社との連携が加速していますから、この会社で経験できることがさらに増えていると思います。

02

事業を深く理解し、
その挑戦を法務面で支える。

現在の仕事内容を教えてください。

入社以来、法務の仕事をしています。業務の幅は広いですが、「社会規範の遵守」「適切なガバナンス」「リスクバランスのとれた事業推進の牽引」という3つの機能から味の素グループの企業価値を向上させていくのが、私の所属する法務・コンプライアンス部の役割です。現在の主な担当業務としては、兼務先であるCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)グループで、国内外のスタートアップやファンドへの出資案件に法務面から参画しているほか、近年グローバルに急速な発展を見せる個人情報保護規制やデータ利活用に関する各種対応を行っています。

その仕事のやりがいは何ですか?

入社前は、法務の立場ではいわば間接的にしか事業に関与できないイメージを持っていましたが、そのようなことはまったくありませんでした。たとえば契約書を1つ作るだけでも、その事業に対する深い理解が必要です。事業の特性や事業部が実現したい価値などをしっかり把握した上、適切にリスクを評価し、課題があれば解決策を提示することが求められます。「課題があるからやめてください」というのは簡単ですが、そうではなく、事業の一員としてその課題を解決して価値を最大化する方法を、専門性を活かして考えていくのが法務の仕事です。さまざまな課題を乗り越えて、最終的な商品・サービスとして形になったものを見たり、出資・買収案件が無事にクローズしたりすると、自分の仕事の意味を実感できるとともに、大きなやりがいを感じます。

若手時代の経験はどう役立っていますか?

入社後1、2年の間は、「メンター」という先輩社員の指導のもと、主に国内案件の契約書レビューと、業務にかかわる基本的な法令の案件対応や社内教育資料の作成を担当しました。当然、学生時代に学んでいない内容も多いですし、学んでいたとしても実務で応用できるかは別問題。1件1件勉強しながら、時間をかけて地道に対応していきました。その積み重ねにより、少しずつ必要な知識やノウハウが自分の中でも蓄積・体系化されていき、徐々に対応できる案件の幅が広がり、その難易度も上がっていきました。入社当初に得た知識や仕事の進め方は、今でも法務業務の基本として身についており、自分の財産になっていると感じます。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

現在の担当業務(スタートアップ出資やデータ利活用)は、新領域・新事業への進出や、新商品・サービスの開発に直結します。このため、業務の過程では、会社あるいは部署として経験や先例のない事柄への対応も多く求められます。このような事柄に、いかにタイムリーかつ、不必要にリスクをおそれることなく対応できるかが非常に重要です。必要となる専門性を可能な限り先回りして身に着けるとともに、リスクバランスのとれた判断・対応を行うことで、新たな価値創出の早期実現を強力に牽引できる法務人財を目指しています。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

自分の子供が大きくなるにつれ、今、あるいは将来、地域や社会の一員として自分に何ができるかということを考えるようになりました。ボランティアで登下校の見守りをしてくださっている地域の方がいることなどを知り、自分も何か子供たちのために貢献できればいいなと思っています。その中には、味の素㈱で培った経験を活かせることもあるかもしれません。味の素㈱で法務人財として成長していくことはもちろん、そこで得たものを社会に還元することにも挑戦していきたいと思います。