Interview

社員紹介

Business

※入社時の職種:Business

アミノ酸の
安定供給を通じて、
お客様の事業と、
世界中の命を支える。

Rey

アミノサイエンス事業本部 アミノ酸部
アミノ酸グループ
2022年入社
法学部 政治学科

※業務内容・所属部署は取材当時のものです

経歴

入社1年目〜現在:
アミノサイエンス事業本部 アミノ酸部 アミノ酸グループ

01

コロナ禍で実感した、
アミノ酸に関わる責任の大きさ。

入社動機を教えてください。

味の素㈱と聞くと食品業界の印象が強いかもしれませんが、私は「アミノ酸の会社」としても惹かれていました。就職活動の際、業界全体ではなく企業単位で研究するうちに、アミノ酸事業でも社会に貢献していることを知ったからです。とはいえ、自分はどこで何をしたいのか、どうなりたいのか、考えれば考えるほどわからなくなり、たくさん悩みました。悩んだすえ、味の素㈱を選んだのは、就職活動の軸にしていた「人の生活基盤に携わり、貢献できる」会社であり、「社員の方々の姿勢や考え方」にも魅力を感じだからです。味の素㈱なら「ワクワクできそう」「夢を追える可能性がありそう」——最後には、自分の直感を信じて決めました。

入社して感じたギャップはありますか?

入社前に予想していなかったのは、責任の大きさを日々の業務で感じる一方で、心理的安全性が高く、安心感を持って仕事ができる環境です。配属先のアミノ酸部はとても雰囲気がよく、十人十色の個性や提案を受け入れてくれる環境があり、自身の成長を感じながら生き生きと働けています。入社1年目は、中南米地域、北米地域への出荷と、海外販売法人からの問い合わせ窓口を担当しました。年間数百トンものアミノ酸を地球の裏側へ安定的に供給する責任があるのですが、当時はコロナ禍で輸出用の船やコンテナの確保と、製品の安定供給が困難になり、お客様の生産計画にも影響が出てしまいました。納期遅延を最小限に留めるべく、1回の出荷で可能なかぎり多く積載できるように工場や物流会社、海外法人と出荷量を調整したり、スケジュールをシビアに管理し複数の船会社を選定したり、さまざまな策を打つ中で、責任の重さと、自分が果たせる貢献の大きさを実感しました。

02

小さな喜びの連続が、
業務の大きな活力になる。

現在の仕事内容を教えてください。

アミノ酸部のアミノ酸は、医薬、食品、化成品など用途が幅広く、世界各国のさまざまなお客様へ販売されています。アミノ酸事業は海外売上高比率が高いことが特徴であるため、世界情勢がめまぐるしく変化する中でも、必要とするお客様へアミノ酸を安定供給することで、世界中の人々の生活や健康に貢献しています。私が所属しているカスタマーサクセス(CS)チームでは、海外販売法人や社内外の関係者と連携しながら、主に2つの業務を担当しています。ひとつはアミノ酸製品の輸出・出荷。そして、お客様からの問い合わせに対する一次窓口です。現在、私は1年目に担当していた中南米地域、北米地域に加え、アジア・オセアニア地域を担当し、各地域における顧客満足の向上に取り組んでいます。

その仕事のやりがいは何ですか?

BtoB事業でありながらも最終消費者のお客様の動きがよくわかる業務であることが、大きなやりがいに結びついています。お客様からの問い合わせや情報提供依頼に真摯に対応することで、新たな取引や継続的な販売(出荷)につながり、自分が事業に貢献していることを実感できます。お客様の成功や成長が、味の素㈱に対する需要の大きさとして表れるとうれしくなりますし、味の素㈱のアミノ酸を原料とする海外のお客様の製品情報をネットで調べ、販売されているのを見ると、それが誰かの命の支えになっていることを感じ、とても心が温まります。こういった小さな喜びの連続が、日々の業務の活力となっています。

学生時代の経験はどう役立っていますか?

部活動の経験が今の仕事に活きていると思います。私が所属するアミノ酸グループは、マーケティング、サプライチェーン、CSの3チームに分かれています。スポーツでいうポジションのようにそれぞれが担当や役割を持ち、組織目標や事業戦略に応じて柔軟に動きながら、連帯・連携、そしてチームワークを大切に業務に邁進しています。私は大学でホッケー部に所属し、DFをつとめていました。競技において、DFが失点をおさえれば極論、試合には負けません。またDFから前線への正確なパスはチームの得点力にもつながります。今のCS業務もまさにこのDFのような役割だと思っており、日々の安定供給を通じて事業の基盤を支えるだけでなく、顧客満足向上への取り組みを通じて販売法人のビジネス成約をサポートすることで組織の成果創出に貢献しています。このように組織への貢献のために、今の自分に与えられた役割から何ができるか、何をすべきかを日々考え、行動しています。

今の仕事を通じて、達成したいことを教えてください。

まずは所属するCSチームの業務を通じて、担当する世界の供給先地図(欧州・アフリカ、アジア、北米、中南米)を塗りつぶすことです。地域ごとに異なる文化や商慣習、法制度などを学び、幼少期より培ってきた語学力を最大限に活かして、海外法人担当とも信頼関係を構築し、世界中の仲間たちと一丸となって、アミノ酸の価値を届けていくグローバルなビジネスパーソンへと成長していきたいと考えています。

いつか、味の素㈱で成し遂げたいこと

アミノ酸の可能性を活かし、地球にとって「+」を生む取り組みに携わりたいと思っています。私たちは自然からたくさんの恩恵を受ける一方で、地球に対して少なからず負の影響を及ぼしています。環境負荷の低減だけでなく、「-」を「+」に変える取り組みができないかと考えています。たとえば「海洋コンクリート+アミノ酸」の技術がありますが、アミノ酸の力で一見ゴミに見えるものでも地球環境への「+」に転換し、世界中へ普及させ、人々の意識と行動を変えることで自然と地球に恩返しをしたいという思いを持っています。「想像できることは実現できる」という言葉があるように、私は現実になるまで思いを持ち続けます。