オープンイノベーション

味の素グループは、オープンイノベーションを推進しています。
私たちとともに、互いの研究技術、科学的知見を組み合わせ、未来に貢献する新しい価値を創造しましょう。
ともに新しい価値を創造するために。
未来を拓くパートナーシップを。

味の素グループは、現在オープンイノベーションを積極的に推進しており、国内外の企業や研究機関などの皆様とリンクし、これまでにない新しい価値を創造することを重要なプログラムとして位置づけています。
そして私たちは、それぞれの研究者たちが互いの技術やアイデアを融合させることで、まったく新しい“何か”が創り出されることを知っています。だからこそ、私たち味の素グループは、分野を問わず、ともに未来の可能性を拓き、地球規模で社会に貢献していけるビジネスパートナーとの出会いと創造を大切にしたいと考えています。
私たちの強み
味の素グループは創業以来、アミノ酸のはたらきを探求して、多様で独自性のある技術資産を磨き、進化させてきました。おいしさを設計する技術、栄養を改善する技術、高品質で精密なものづくり、環境にやさしい生産、高機能な配合を見つける技術、体に有用な物質を作り出す技術等により、様々な事業を通じて社会価値を創出してきています。




グローバル戦略拠点
世界の市場、顧客、およびイノベーション活動に直接アクセスし、アライアンスやパートナリングをスピーディに検討・判断するインテリジェンス機能(Search, Access & Partnering)を強化すべく、中期ASV経営における成長戦略実現に向け、「イノベーション戦略チーム」を2023年に設立しました。
「イノベーション戦略チーム」は、オープンイノベーションのグローバル戦略拠点となり、先行し日本および北米を拠点に、活動を開始しています。今後、下記のグローバル構想の下、活動していきます。


コーポレートベンチャーキャピタル
(Corporate Venture Capital:CVC)
CVCは、成⻑領域においてスタートアップ企業や ベンチャーキャピタル(VC)への投資を行っており、 イノベーション戦略チームとも連携し活動しています。

イノベーション戦略チーム
(Innovation Strategy Department:ISD)
ISDは、味の素グループにおける成長領域のイノベーションをグローバルに加速するための一員として、社内の様々な組織(コーポレートベンチャーキャピタル、R&D、事業部門など)や世界中の外部パートナーと連携し、オーガニック、インオーガニックな成長戦略の立案・実行を担います。本チームはイノベーション・エコシステムの中心地であるBostonエリアに拠点を構えています。

クライアント・イノベーション・センター
(Client Innovation Center:CIC)
CICでは、社会課題解決への貢献につながる味の素グループの食品・バイオ&ファインケミカル事業全領域の内、14のカテゴリーの37の代表的な技術をご紹介する<テクノロジースペース>や、最先端のICT技術を導入した<デジタルアイディエーションスペース>を設け、ビジネスパートナーと新価値・新事業の共創に向けて議論を深めることにより、実現可能な研究テーマの継続的な創出を目指しています。
最近の主なオープンイノベーション事例
ヘルスケア領域
フード&ウェルネス領域
- テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むスタートアップ企業のTechMagic株式会社と資本業務提携に関する契約を締結(2023/8/7)
- パーソナライズされた食体験を通じたWell-beingの実現を目指してレシピ動画メディアの運営やリテールDX支援サービスの提供を行う株式会社エブリーに出資(2023/4/3)
- 一人ひとりに寄り添ったフード&ウェルネスサービスの共創を目指してグルメコミュニティサービスおよび食のビッグデータサービスを提供する株式会社SARAHに出資(2023/3/8)
- 「食体験ジャーニー」を通じた、楽しく健やかな生活の実現を目指し、健康課題別の献立とレシピで健康な食生活を提供する株式会社おいしい健康に出資(2022/1/11)
- テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むスタートアップ企業のTechMagic株式会社と協業基本契約を締結(2021/10/14)
グリーン領域
- 製品開発をサポートしている株式会社TWOより当社ロイシン高配合必須アミノ酸全9種「Amino L40」をミックスした「2Protein」を発売(2023/7/14)
- 二酸化炭素を栄養源とした微生物たんぱく質を開発し、シンガポールでの販売許可を取得したSolar Foods社と、戦略的提携に関する基本合意書を締結(2023/5/30)
- 独自のゲノム大規模構築技術を持つスタートアップ企業、株式会社Logomixとサステナブルなアミノ酸製法の共同開発を開始(2023/4/7)
- 細胞培養技術による持続可能なフードシステム構築を目指してイスラエルの培養肉スタートアップのスーパーミート社に出資 (2022/3/9)
- 環境負荷の小さな農業で育った野菜を販売する株式会社坂ノ途中と協業 (2021/12/15)
- 環境負荷の小さな農業で育った野菜を販売する株式会社坂ノ途中に出資 (2021/5/14)
- 「プラントベースドミート」の普及を目指し 大豆由来の植物肉の開発・製造・販売を手がけるスタートアップ企業DAIZ株式会社への資本参加を開始 (2020/12/14)