味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、2018年6月1日に当社初のオープン&リンクイノベーション推進拠点となる「クライアント・イノベーション・センター」(以下、「CIC」)を当社川崎事業所(神奈川県川崎市)内に開設します。最新のICT技術を活用し、ビジネスパートナーと新価値・新事業を共創することにより、「健康なこころとからだ」「食資源」「地球持続性」における社会課題解決への貢献を目指します。
当社は1909年に世界初のうま味調味料「味の素®」を事業化して以来、うま味物質であるグルタミン酸がアミノ酸の一種であることから、アミノ酸を起点とした研究開発に取り組み、独自の「先端バイオ・ファイン技術」を追究し、食品に加えてヘルスケア、動物栄養、化成品などにも事業領域を拡大しました。近年では企業や大学、各種研究機関とのオープン&リンクイノベーションにより、再生医療用培地や発酵ナチュラルフレーバーなどの新事業領域にも進出しています。
当社はオープン&リンクイノベーションの推進に向けて、2014年にバイオ・ファイン研究所内に価値共創グループを設立し、以降ビジネスパートナーを個別に訪問して当社グループの保有する様々な研究開発技術の紹介を行い、両者の技術の融合による新価値・新事業の共創を目指してきました。今回開設するCICでは社会課題解決への貢献につながる当社グループの食品・アミノサイエンス事業全領域の内、14のカテゴリーの37の代表的な技術をご紹介する<テクノロジースペース>や、最先端のICT技術を導入した<デジタルアイディエーションスペース>を設け、新価値・新事業の共創に向けて議論を深めることにより、実現可能な研究テーマの継続的な創出を目指します。また、講演会やポスターセッションの開催が可能な<コンベンションホール>を併設し、最先端の研究内容を社内外と共有するとともに交流推進を図ります。味の素グループは、当社の創業以来一貫した、事業を通じて社会価値と経済価値を創造する取り組みを進め、先端バイオ・ファイン技術が先導する、確かなグローバル・スペシャリティ食品企業グループを目指します。
当社はCICをオープン&リンクイノベーションの推進拠点と位置づけ、2020年度(予定)に当社川崎事業所内へ集約する当社グループ4社の日本食品のR&D拠点とともに、川崎地区における社内外との技術の融合や交流によりイノベーションを創出し、当社グループの事業を通じて社会価値と経済価値を創造する取り組みを進めます。
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クライアント・イノベーション・センタ― |
【施設概要】
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施設名 |
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クライアント・イノベーション・センター |
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所在地 |
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神奈川県川崎市川崎区鈴木町1番1号 |
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構造 |
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鉄筋コンクリート造2階建 一部鉄骨造 |
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建築面積 |
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1,244.60m2(延床面積:1,211.72m2) |
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開設時期 |
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2018年6月1日 |
【主な施設内容】
当社の歴史や当社グループの技術を通じた社会課題解決に貢献する取り組みなどを映像で紹介。 |
当社グループが保有する技術との融合により創出 される、社会やビジネスパートナーが抱える課題に 対するソリューションをイラストや動画、体感などを 通じわかりやすく紹介。 |
社会やビジネスパートナーが抱える課題を共有し、 解決に向けて、最新のICT技術を導入し、新価値・ 新事業の共創を目指した討議を深め、研究テーマを 創出。 |
講演会やポスターセッションの開催が可能な コンベンションホールを併設し、最先端の研究内容 を社内外と共有するとともに交流を推進。 |