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PRESS RELEASE

味の素㈱、「プラントベースドミート」の普及を目指し
スタートアップ企業への資本参加を開始

~おいしくて健康的な食生活への貢献のために~

 味の素株式会社(社長:西井孝明 本社:東京都中央区)は、「プラントベースドミート」(植物由来の代替肉、以下 PBM)の普及を目指す取り組みの一環として、PBMの原料となる、大豆由来の植物肉の開発・製造・販売を手がけるスタートアップ企業であるDAIZ株式会社(社長:井出剛 本社:熊本県熊本市)と投資契約を締結し、資本参加を開始しました。

 近年、家畜の飼育によって生じる環境負荷問題が世界的に顕在化していることに加え、世界的な人口増大に伴い、2030年には食肉を主とするたんぱく質源の供給不足に陥る可能性が示唆される中(国連推計)、食肉の代替として植物由来のタンパク源への注目が高まっています。また、欧米を中心に「SDGs(持続可能な開発目標)」を背景とした環境保護の意識が醸成されており、PBM市場が急拡大しています。日本国内においても主に食品メーカーによってPBM製品の開発、発売が進み、複数のスタートアップ企業が同市場に新規参入しています。国内では大豆を主原料とする製品が大多数を占めており、今後も市場拡大が見込まれています。

 こうした背景のもと、このたび当社は、「栄養価値の高い植物肉」を開発したスタートアップ企業であるDAIZ社への投資を行うこととしました。同社の発芽丸大豆を使用した独自の素材に、当社の「おいしさ設計技術」を活用してソリューション提案を行うことで、さらなる市場拡大とPBMの普及を目指します。「おいしさと健康価値を両立したPBM」をより多くの加工食品メーカーや外食店のメニューを通して生活者にお届けすることで、食資源代替による地球環境保護と、おいしくて健康的な食生活に貢献します。

 当社は「おいしさ設計技術」を活用し、多様化する生活者ニーズに基づく付加価値の高いソリューションを顧客に提供することで、食と健康の課題解決に貢献することを目指します。

【契約内容】
(1) 投資契約 DAIZ社との植物肉の開発
(2) 契約締結日 2020年11月30日
(3) 投資金額 100,065,000円

参 考
■DAIZ社の概要
(1) 会社名 DAIZ株式会社
(2) 所在地 熊本県熊本市
(3) 設立時期 2015年2月
(4) 代表者 代表取締役社長 井出 剛
(5) 従業員数 38名(2020年10月現在)
(6) 事業内容 植物肉の開発・販売、大豆由来機能性物質を用いた食品の開発、製造販売
(7) 資本金 640,040,000円