味の素株式会社(社長:藤江 太郎 本社:東京都中央区)は、当社コーポレートベンチャーキャピタル(以下CVC)の案件として、メニュー単位の口コミを中心としたグルメコミュニティサービスおよび食のビッグデータサービスを提供するスタートアップ企業、株式会社SARAH(社長:髙橋 洋太 本社:東京都千代田区、以下SARAH社)に出資しました。これにより、当社はSARAH社の事業成長を支援し、同社のグルメコミュニティサービスやビッグデータを活用した新事業モデルの創出を図ります。
近年、新型コロナウイルスによる影響もあり、孤食や少人数での食事機会の増加、外食・中食・内食のボーダーレス化、健康・環境に配慮した献立の増加など食シーンの多様化が進み、SNSでの食体験の共有による自己表現も盛んになっています(SARAH社調べ)。食に対する生活者の行動傾向やニーズが変化し続ける中、それらのリアルタイム分析や、一人ひとりに寄り添ったおいしさや嗜好の可視化が求められています。
こうした環境の下、SARAH社では、「よりよい食との出会いをつくり、365日の景色をあざやかにする。」をパーパスに、メニュー単位の投稿が集まるグルメコミュニティサービス「SARAH」および企業向けの食のビッグデータサービス「FoodDataBank」等を展開しています。
この度、SARAH社が持つコミュニティサイト運営やデータサービス領域でのノウハウ・データと、当社グループの食やヘルスケア領域での知見やネットワーク等の有形・無形資産を相互活用することで、生活者一人ひとりの嗜好や興味関心に寄り添ったサービス提供を目指すため、本出資を行いました。
当社では、2030年に向けた事業モデル変革の4つの成長領域として「ヘルスケア」「フード&ウェルネス」「ICT」「グリーン」を設定し、CVCの投資領域もこれに準じています。「フード&ウェルネス」領域では、CX (カスタマーエクスペリエンス)価値の向上に取り組んでおり、今回の出資もこの一環となります。本出資により、“Eat Well, Live Well.”の実現に向け、多様なライフスタイルやニーズに合った新たな価値を提案することで、生活者への提供価値のさらなる向上を通じて、食と健康の課題解決企業を目指します。
(1) | 会社名 | : | 株式会社SARAH |
(2) | 所在地 | : | 東京都千代田区 |
(3) | 設立時期 | : | 2014年12月 |
(4) | 代表者 | : | 代表取締役 髙橋 洋太 |
(5) | 事業内容 | : | メニュー単位の口コミを中心としたグルメコミュニティサービス「SARAH」の企画・開発・運営、食のビッグデータサービス「FoodDataBank」の企画・開発・運営等 |
(6) | 従業員数 | : | 50名(2022年12月時点。業務委託含む) |
(7) | WEBサイト:https://corporate.sarah30.com/ |
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2015年にリリースされたレストランの一皿に対する投稿を中心としたグルメコミュニティサービスです。レストラン単位ではなく、麻婆豆腐やポテトサラダなどのメニュー単位での投稿や検索が可能です。“渋谷の本当においしいポテトサラダ”や、“福岡のもつ煮込み”といった今までにない、メニューごとという切り口から、ごはんを探すことが可能です。 |
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URL:https://sarah30.com/ |

URL:https://fooddatabank.net/
2020年12月16日付プレスリリース
味の素㈱、コーポレートベンチャーキャピタルを新設
https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/presscenter/press/detail/2020_12_16.html