国内市場の変化を受け、新規事業に積極的に進出する。そのひとつとして、低カロリー甘味料のアスパルテームの生産・輸出を本格的に開始。医薬品事業へも進出し、自社開発医薬品の第1号として、日本発の成分栄養剤「エレンタール」を発売。また、カルピス社とも提携する。
海外では風味調味料、インスタントラーメン、飲料などへと、食品事業の拡張を進める。リジンなどの飼料用アミノ酸も、世界的な消費拡大に伴い、1974年のフランスに加えて、アメリカ、タイ、ブラジル、中国などでも生産を開始し、海外ではリテイル・バルク両面での展開に拍車がかかる。
第8章 事業拡張と再編[1981~1996年]
第1節 長期構想と事業の拡張
第2節 国内市場の変化と事業の再編
第3節 海外リテイルの拡大とバルクビジネスの多極化
第4節 経営資源の再配分