第8章事業拡大と再編(1981~1996年)

あらすじ

国内市場の変化を受け、新規事業に積極的に進出する。そのひとつとして、低カロリー甘味料のアスパルテームの生産・輸出を本格的に開始。医薬品事業へも進出し、自社開発医薬品の第1号として、日本発の成分栄養剤「エレンタール」を発売。また、カルピス社とも提携する。
海外では風味調味料、インスタントラーメン、飲料などへと、食品事業の拡張を進める。リジンなどの飼料用アミノ酸も、世界的な消費拡大に伴い、1974年のフランスに加えて、アメリカ、タイ、ブラジル、中国などでも生産を開始し、海外ではリテイル・バルク両面での展開に拍車がかかる。

写真1990年頃の家庭用品商品群
写真「PAL」を使用した「コカ・コーラ ライト」新聞広告の一部
写真ウエスト・アフリカン・シーズニング社
(西アフリカ初拠点、1991年ナイジェリアに設立)
写真タイで発売した風味調味料「ロッディー」の包装工場
写真成分栄養剤「エレンタール」
タンパク質(アミノ酸)、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルの5大栄養系がほとんど分解された形で配合された経腸栄養剤

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