開発
理想の品質で安定生産するための検討(ほんだし®の場合)

試作によって完成した理想の品質の製品を、工場において安定生産できるようにするまでの過程を、「スケールアップ」と呼んでいます。
風味のよさ、顆粒の物性、包装の適性など、多岐にわたる調整を繰り返して最適な条件を見つけ出します。

試作品を製品にまで仕上げるためのステップ

試作品を製品にまで仕上げるには、いくつかのステップが必要になります。
小規模な試作スケールの条件をもとに、大規模な生産スケールの配合や製造条件を設定していく過程を、私たちは「スケールアップ」と呼んでいます。「ほんだし®」の場合、みそ汁4人前の試作品を、工場でのトン単位の生産へと拡大していくために、多くの技術的な検討を行います。

試作品を製品にまで仕上げるためのステップ

「品質」と「安定性」を両立するために、問題をひとつずつ解決

スケールアップで最も難しいのは、「高品質(おいしさ)」と「製造・包装の安定性」を両立する作り方を見出すこと。どちらかを妥協してしまうと、品質の高い製品をお客様に提供し続けることが困難になります。原料配合の組み合わせによっては、例えば香りは良いが顆粒が作りにくかったり、包装しにくくなったりします。
私たちはこうした問題を財産であると捉え、問題を一つ一つ調査し、その原因を突き止め、解決することで、より高いレベルでの「品質」と「安定性」の両立につなげるよう努めています。