味の素グループポリシー(AGP)
※公式の翻訳は、本ページ下部の冊子(PDF)をご参照ください。
社長メッセージ
味の素グループは、「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」という志のもと、事業を通じた社会課題の解決に取り組み、社会・地域と共有する価値を創造することで経済価値を向上していく戦略的な取り組みをASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)として推進しています。
ASVの推進には、様々なステークホルダーとの連携が必要ですが、そのためには、私たち一人ひとりがコンプライアンス意識を高め、社会から信頼される人でなければなりません。個人の意識や姿勢が軸となり、自ら考え、判断し、誠実に行動すること、つまりインテグリティを持つことでASV経営を推進することができます。その基盤となるのが、味の素グループポリシー(AGP)です。AGPを自らの規範として、一人ひとりの従業員が自ら判断して誠実に行動する、「ちゃんと考えて、ちゃんと実行する」ことが組織風土を強くし、ASVの実現につながります。
AGPは、味の素グループ各社およびそこに働く私たち一人ひとりが順守すべき考え方と行動のあり方を示すものであり、私たちが展開するすべての活動において適用し、その順守をすべてのステークホルダーに約束するものです。AGPに則った行動で信頼を得て、人・社会・地球のWell-beingに貢献してまいります。
味の素グループポリシー(AGP)とは
AGPは味の素グループ各社およびそこに働く私たち一人ひとりが順守すべき考え方と行動のあり方を示すと同時に、誠実に順守することをすべてのステークホルダーに約束するものです。
AGPは、12項からなる基本原則と、これに紐づく一連のグループポリシーで構成されます。
AGPは、2000年4月制定、2009年、2014年、2017年改定の「味の素グループ行動規範」をベースに、2018年5月30日に味の素(株)取締役会で制定が可決され、以降適宜改定しています。
AGPの適用範囲
AGPは、味の素グループ各社およびその役員(これに準じるものを含む。以下同じ。)、従業員(嘱託、パート従業員、臨時従業員、期間を定めて雇用される従業員、派遣社員を含む。以下同じ。)に適用されるものとします。
また、サプライヤーをはじめとしたバリューチェーン上の取引先にも、AGPの精神に基づく行動を呼びかけています。
AGPに対する会社の責任
- 味の素グループ各社は、役員、従業員に対しAGPの周知を図るとともに、法令およびAGPに則った行動を徹底します。
- 味の素グループ各社は、役員、従業員に対しAGPに反することを命じません。また、味の素グループ各社はAGPを順守したことを理由に役員、従業員に対して不利益な取り扱いをすることはありません。
- 味の素グループ各社の経営トップは、AGP 順守を自らの役割と認識し、率先垂範の上、社内に徹底し、社内外の声を常時把握し、実効ある社内体制の整備を行います。
- 味の素グループ各社の経営トップは、法令違反等のAGPに反する重大な事態が発生したときには、自らが問題解決にあたるものとし、原因究明、再発防止を行います。
AGPの基本原則
2023年4月28日改定
2026年4月1日改定
ガバナンスと信頼の基盤
1. 適切なガバナンスの構築と運用
- 1.1 私たちは、法令を順守するとともに、AGPを自らの規範として行動します。
- 1.2 私たちは、適切な権限委譲と報告責任を核とするガバナンス体制を構築し、公正、透明、かつ効率的なグループ運営を行うことで、継続的に企業価値を向上させます。
- 1.3 私たちは、戦略的なリスク管理および組織的な危機管理を行うことで、テロ、サイバー攻撃、自然災害等の、政治・経済・社会課題に備えます。
- 1.4 私たちは、職場や業務上の不正や違反に対して見て見ぬふりはしません。法令およびAGPに照らし、問題のある事実、または問題があると思われる事実に関して、上司に相談または内部通報窓口に通報もしくは相談をします。
- 1.5 私たちは、市民生活の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および団体とは関係を持ちません。また、反社会的勢力に対して毅然とした態度で臨み、あらゆる不当要求を拒否します。
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企業の社会的使命と価値提供
2. 人権の取り組み
- 2.1 私たちは、国際的に認められた人権を理解し、人権に関する国際行動規範を尊重した事業活動を行います。
- 2.2 私たちは、広くステークホルダーと協力し、人権デュー・ディリジェンスを実施して、自らが人権侵害に加担し、またはこれを助長することがないよう努めます。さらに、私たちが人権への負の影響を引き起こし、または助長したことが明らかになった場合には、速やかな是正と救済に努めます。
- 2.3 私たちは、各国・地域での法令や文化を尊重し、いかなる関係者に対しても、人種、民族、国籍、宗教、信条、出身地、性別、年齢、障がい、性的指向・性自認等を理由とする差別行為やハラスメントを行いません。
- 2.4 私たちは、児童労働や強制労働を排除し、労働における結社の自由、ならびに労働者の団結権および団体交渉権をはじめとする労働基本権を尊重の上、安全かつ衛生的で快適な職場環境を確保します。
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3. 健康・栄養の取り組み
- 3.1 私たちは、地域、年齢、生活スタイルなど、生活者への深い理解に基づき、適切な価格・形状の製品・情報・サービスの提供を通じて、毎日の食事の栄養バランス向上と健康的な生活に貢献します。
- 3.2 私たちは、栄養素の質と量を適正にするだけでなく、おいしさ・食の多様性・共食・スマートな調理・地球環境への配慮を通じて、Well-beingに貢献します。
- 3.3 私たちは、疾患の予防から治療まで様々な健康ニーズに合わせた栄養やヘルスケアに関する製品・情報・サービスを提供し、健康寿命の延伸に貢献します。
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4. 地球環境とサステナビリティ(持続可能性)への貢献
- 4.1 私たちは、製品・サービスの提供やその他の事業活動を通じて、社会やお客様とともに地球との共生に貢献し、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させるネットゼロ、持続可能な循環型社会を実現します。さらに、事業活動の基盤として必要不可欠な自然資本、生物多様性の損失の回避および軽減ならびに復元および再生させるネイチャーポジティブの取り組みを進めます。
- 4.2 私たちは、個人においても資源・エネルギーの有効活用、環境に配慮することを奨励します。
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ステークホルダーへの責任
5. 顧客:安全で高品質な商品・サービスの提供
- 5.1 私たちは、常に“お客様第一”を心がけ、優れた技術と豊かな創造性をもって、安全で高品質な商品サービスを開発・提供します。
- 5.2 私たちは、お客様の期待と信頼にこたえ、お客様に満足していただけるよう、商品・サービスに関する適切な情報を提供します。
- 5.3 私たちは、お客様との双方向の活動として責任あるマーケティングコミュニケーションを行います。特に子どもに対してはより一層の配慮をもって、責任ある活動を行います。
6. 取引先:公正で透明な取引
- 6.1 私たちは、取引において、公正、透明を心がけ、取引先をビジネスパートナーとして認識し、合理的に業務を遂行します。
- 6.2 私たちは、各国における独占禁止法等の競争に関する法令、ルールをよく理解し順守し、競合する他社との間で、価格や販売・生産数量などを取り決め、競争を制限する行為(カルテル)や入札談合を行いません。また、不正な手段を用いて、競争相手を市場から排除したり、新規参入を妨害したりしません。
- 6.3 私たちは、原材料、商品、サービスの購入先や業務委託先の選定においては、価格、品質、サービス等の条件を公正に評価して、取引先を決定します。また、優越的地位を濫用することにより、取引先に不利益を与える行為を行いません。
- 6.4 私たちは、原材料、商品、サービスの購入先や業務委託先とともに、地球環境保全や人権擁護等の社会的責任を果たすよう努力し、サプライヤーとともにサプライチェーン全体で責任ある調達と持続可能な社会の実現に取り組みます。
- 6.5 私たちは、お客様や取引先に対して、不適切な贈り物、接待、金銭の提供等の行為は行わず、良識を持って行動します。
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7. 投資家・株主:信頼と責任
- 7.1 私たちは、健全な経営を進め、株主への適正な利潤の還元と持続的な企業価値の向上を実現します。
- 7.2 私たちは、多様なステークホルダーに対して情報を適時・適切に公開し、期待と信頼にこたえられるように公平・誠実に対応します。
- 7.3 私たちは、多様なステークホルダーとの双方向で継続的な対話を通じ、信頼関係を構築し、協働を推進します。
- 7.4 私たちは、内部統制の仕組みを適切に維持・運営することにより、ステークホルダーに開示される財務情報の信頼性と適正性を確保します。
- 7.5 私たちは、味の素グループ各社や取引先の未公表の情報を利用して株式等の売買を行うなど、インサイダー取引として違法とされることを行いません。
- 7.6 私たちは、各国の税法を順守し適切な納税を行うことを通じて社会的責任を果たすとともに、税務リスクの適切な管理を行います。
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8. 地域社会:コミュニティとともに
- 8.1 私たちは、常に謙虚で誠実な態度で社会の要請を受け止め、事業活動を通しての社会への貢献はもとより、積極的に地域社会とコミュニケーションを深め、地域の経済、文化、教育の発展に貢献します。
- 8.2 私たちは、会社が各種団体への寄附を行う際は、その目的や社会的意義を明確にした上で社内規程に則って判断し、規定の手続きを履行することを通じて、関連する法令の順守と透明性を確保します。
- 8.3 私たちは、個人においても地域社会の一員として社会貢献活動に参加することを奨励します。
- 8.4 私たちは、自ら一人ひとりが味の素グループの社会との接点であることを自覚し、常に公共マナーを意識した行動をとります。
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9. 政治・行政:透明性ある関係
- 9.1 私たちは、個人の立場で政治的活動を行う場合は、就業時間以外に会社の施設以外で行い、会社としての活動と誤解をされないように行動します。
- 9.2 私たちは、国内公務員、外国公務員およびこれらに準ずる者に対し、方法を問わず、贈り物、接待、金銭供与その他の賄賂に該当する利益提供は行わず、政治・行政とは健全かつ正常な関係を保ちます。
- 9.3 私たちは、会社が政治的活動に関わり、またはロビー活動等を通じて行政や公的機関との関係を持つ場合には、その目的、必要性や妥当性、社会的意義を明確にした上で社内規則に則ってその是非を判断し、規定の手続を履行することを通じて、関連する法令の順守と透明性を確保します。
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10. 従業員:人財育成と安全確保
- 10.1 私たちは、公平な雇用の機会を提供し、一人ひとりの人権を尊重する職場環境の中で、従業員がそれぞれの能力、経験、意欲を最大限向上できるよう、従業員の多様性、人格、個性を尊重した能力開発・能力発揮の機会を提供します。
- 10.2 私たちは、グローバルな視点をもち、チームワークを重視し、創造性と開拓者精神を発揮し、グループの発展に貢献します。
- 10.3 私たちは、企業の継続的発展を通じて、一人ひとりの充実した生活と社会の繁栄に貢献します。そのために、私たち一人ひとりが自己研鑽を行います。
- 10.4 私たちは、働きがいの向上と高い生産性を実現できる職場風土を目指します。
- 10.5 私たちは、オープンなコミュニケーションを通じて、差別やハラスメントのない、お互いの人間性を尊重する明るい職場を目指します。
- 10.6 私たちは、企業の継続的な成長の基盤は、社員の心身の健康にあると考えます。会社と役員・従業員がともに、健康の維持・向上に取り組みます。
- 10.7 私たちは、“いのちを守る安全はすべてに優先する”という考え⽅に基づき⾏動し、働くすべての人の安全を守るため、全員参加で安全衛生の向上に取り組みます。
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内部の持続性と個人行動の規律
11. 会社資産・情報の保護・管理
- 11.1 私たちは、会社が保有するデータ、営業秘密、ブランドを含む知的財産権、その他の有形・無形の会社資産を厳正に保護・管理します。
- 11.2 私たちは、プライバシーおよび個人情報の保護の重要性を認識し、個人情報の適切な取得、利用、提供を行い、外部への流出、滅失、毀損がないように厳重に管理するとともに、すべてのステークホルダーのプライバシーを尊重します。
- 11.3 私たちは、知的財産権の活用によって付加価値の高い製品・サービスを生み出し、その価値をさらに高め、社会の発展に貢献します。
- 11.4 私たちは、第三者の正当な知的財産権を尊重します。
- 11.5 私たちは、情報セキュリティを企業活動の重要課題の一つと位置づけ、外部からの攻撃を含むあらゆる脅威から情報を守るように取り組みます。
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12. 公私のけじめ
- 12.1 私たちは、家族を含め個人的な利害と会社の利害が相反することがないよう行動します。
- 12.2 私たちは、会社資産および会社で知りえた情報は、会社の許可なく社外に持ち出したり開示したりせず、また私的な利益の追求に利用せず、業務上の目的にのみ使用します。
- 12.3 私たちは、会社の経費を私的な目的で利用する等、会社業務を通じて私的な利益を享受したり、そのように疑われたりする行為を、金額の大小を問わず一切許容しません。
- 12.4 私たちは、役員・従業員が構築した取引関係が、役員・従業員の退職後も会社に帰属することを正しく認識します。
- 12.5 私たちは、ソーシャルメディアを利用して情報発信する際、会社の公式発信と個人の発信を明確に区別して行います。個人での発信においても味の素グループの一員としての自覚と責任をもって行い、会社の信用・財産を損なう行為は行いません。
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