人権尊重に関するグループポリシー

味の素グループ
制定日:2018年3月1日

創業以来、私たちは、事業を通じて、“食とアミノサイエンス”事業が、21世紀の人類社会の課題のうち「健康なこころとからだ」「食資源」「地球持続性」に大きく貢献できることを実感しています。私たちは、この創業以来一貫した事業を通じての社会課題の解決による経済価値の創造をASV(Ajinomoto Group Shared Value)と称し、この進化こそがグローバル企業にふさわしい持続的成長につながると確信しています。

一方、国連持続可能な開発目標(SDGs)、人類活動の蓄積に関する社会課題に対処する国際的なコンセンサスが締結されるとともに、私たち味の素グループがこの分野でどのように社会価値の創造を果たしているのかについて、社会の関心が非常に高まっています。

ASVを通じたサステナブルな成長を実現し、社会からいっそう必要とされる存在となり、人類の健やかな生活への貢献を中心にしながら、SDGsなどの環境・社会・ガバナンスに関する国際的なコンセンサス達成のためにイニシアチブを発揮していく上で、味の素グループのすべての事業活動が人権尊重を前提に成り立っているものであることを認識し、グループ一丸となって「味の素グループ行動規範」に基づく行動を実践する必要があります。

味の素グループは、「世界人権宣言」、「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言とそのフォローアップ」および「国連グローバル・コンパクト」を含めた国際的な人権基準を支持しています。本ポリシーは、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、グローバルに事業を展開する企業グループとして、味の素グループ各社およびその役職員が国際的に認められた人権を尊重し、活動を行う国の国際的人権義務、ならびに関連する法令の順守を徹底すべく定めるものです。

1. 適用範囲

本ポリシーの適用範囲は、味の素株式会社およびその子会社ならびにこれらの役員(これに準ずる者を含む。)および従業員(嘱託、パート従業員、臨時従業員等、期間を定めて雇用される従業員を含む。)(以下併せて「役職員等」という)とします。

2. 人権尊重の責任

味の素グループは、他者の人権を侵害せず、自らの事業活動上生じる人権への負の影響に対処するものとします。また、すべての取引先をビジネスパートナーとして認識し、味の素グループが直接には人権への負の影響を助長していない場合でも、味の素グループのビジネスパートナーおよびそのほかの関係者がサプライチェーンにおいて人権への負の影響につながっている場合、味の素グループは、当該関係者に対し、人権を侵害しないよう働きかけるものとします。

3. 人権デュー・ディリジェンス

味の素グループは、人権尊重の責任を果たすため、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築し、これを継続的に実施するものとします。ここでいう「人権デュー・ディリジェンス」とは、味の素グループが社会に与えうる人権への負の影響を予防的に把握し、回避、緩和するために実施される継続的なプロセスを指すものとします。

4. 是正

味の素グループが人権に対する負の影響を引き起こした、または負の影響を助長したことが明らかになった場合、適切な手段を通じて、その是正に取り組むものとします。

5. 情報開示および教育・訓練

味の素グループは、本ポリシーに基づく人権尊重の取り組みの推進状況について、味の素グループのウェブサイト等にて、情報開示を行うものとします。また、味の素グループは、本ポリシーの実効性を担保するため、役職員等に適切な教育・訓練を行うものとします。

6. ステークホルダーとの対話・協議

味の素グループは、実際のまたは潜在的な人権への負の影響に関する対応について、関連するステークホルダーと対話の機会を確保しつつ、誠意をもってステークホルダーとの協議を行うものとします。

7. 人権に関する重点課題

味の素グループは、人権に関する重点課題を別表「味の素グループ 人権に関する重点課題」のとおり設定し、本ポリシーに基づき人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築した上で適切に実施するものとします。なお、当該重点課題については、社会の変化や事業の動向などを踏まえ、適宜見直しを図るものとします。

【別表】味の素グループ 人権に関する重点課題

1. 差別の排除
味の素グループは、あらゆる差別やハラスメント等個人の尊厳を傷つける行為を行いません。

2. 児童労働、強制労働の禁止
味の素グループは、児童労働、強制労働、奴隷労働、および人身売買による労働を一切認めません。

3. 労働基本権の尊重
味の素グループは、結社の自由、ならびに労働者の団結権および団体交渉権をはじめとする労働基本権を尊重します。

4. 適切な賃金支払いおよび労働時間の管理
味の素グループは、賃金支払いや労働時間の管理を適切に行います。

5. 安全な職場環境の確保と健康増進の支援
味の素グループは、安全かつ衛生的で快適な職場環境を確保し、世界で働く一人ひとりの健康づくりの支援に努めます。

6. ワークライフバランス実現の支援
味の素グループは、世界で働く一人ひとりのワークライフバランスの重要性を理解し、その実現の支援に努めます。

7. ダイバーシティの向上や包摂的な社会づくりへの貢献
味の素グループは、世界で働く一人ひとりが、人種・国籍・性別などを問わず成長して活躍できるよう、人財の属性や価値観の多様性を尊重し、ダイバーシティの向上に努めます。また、社会からの疎外や人権侵害を受けやすい脆弱な人々の自立支援や救済に取り組みます。

8. 個人情報の適正な取扱い
味の素グループは、個人情報の保護に関する法律および関係する法令を順守し、個人情報の適正な取り扱いに努めます。