経理に関する
グループポリシー

味の素グループ
制定日:2019年4月22日

1. 背景と目的

味の素グループは、味の素グループポリシー(AGP)に基づき、事業を行っている世界各国の法令を遵守する。味の素グループの財務報告及び情報は、株主、規制当局及び様々なステークホルダーに提供されるため、正確且つ完全で適時でなくてはならない。そのためには、棚卸資産ガイドラインや標準業務手順書等のガイドラインの設定が必要である。以上の目的を達成する為、味の素グループに適用する経理に関するグループポリシーを策定する。

関係する役員、財務経理や税務部門に属する幹部社員及び社員は以下に従う。

2. 法令順守

  • 決算報告や現地制度会計を含む財務報告上の法令を理解し遵守する。

  • AGAP-I(IFRSに基づく味の素グループ会計方針)を読み、理解し、決算報告の指示及び日程に従い、期日内に財務情報を味の素(株)に報告する。

  • 監査時に必要な情報を全て提供する等適切に監査が遂行できるように、外部及び内部監査人に全面協力する。

3. 正確な記録

  • 全ての残高及び取引を、正しい会計期間の正しい勘定科目に、正確且つ完全で適時に記録する。また、記録は取引の事実を表す証憑に基づき行われ、残高や取引を虚偽報告してはならない。

  • 損益計算書に関して、全ての取引は正しい会計期間に記録し、売上や費用はある会計期間の利益を増加または減少させるために前後の期間に計上されてはならない。

  • 財政状態計算書に関して、全ての資産及び負債を適切な額で記録し、過大計上若しくは過少計上してはならない。資産及び負債を測定するうえでの見積は、事実を考慮し、中立で十分な資料に裏付けられた判断に基づくものでなければならない。

  • 味の素(株)及びその連結子会社の財務経理部管理職は仕訳及び財務諸表をチェックしなくてはならない。

4. 資産・資源の保全

  • 味の素グループの財産、棚卸資産、財務データ、及びその他の権利等の資産及び資源を適切に使用し、保全しなくてはならない。

  • 機密情報を不適切に開示、発信、アップロードやダウンロードをしてはならない。これは非公開の内部情報に基づき、味の素グループの株や社債の取引を行うことを含む。

  • 全ての会社の支出は事業目的であり、承認権限に従って承認を行わなければならない。

「不正および流用防止に関するグループポリシー」を参照。