味の素グループの人財戦略
挑戦
味の素グループは、2030ロードマップで掲げる挑戦的な高い目標を実現するためには、「開拓者精神」の再活性が重要と考えています。失敗を恐れずに挑戦できる機会とリーダーシップを提供し、従業員一人ひとりがコンフォートゾーンを超える文化を醸成し、戦略と人財を挑戦で「つなげる」ことを目指します。
公募制度による手挙げ異動促進
味の素(株)では、従業員がキャリアオーナーとして、自ら毎年キャリアプランを描き、異動希望を表明し、上司がその実現を支援する制度を1980年代から導入しています。さらに、2002年度から公募制度を導入し、年に数件程度の案件数だったが、自発型(手挙げ)組織風土醸成と多様な人財一人ひとりの能力を最大化させていこうという方針のもと2022年度から取組みを加速させた結果、年に100件以上の規模に拡大。今後も継続的にキャリアプランに基づく異動と公募制度を通じた手挙げ異動を活性化させ、2030年までに従業員のキャリア実現率を更に高めていくことを目指しています。

人財公募制度を活用した従業員の声
人財公募制度の応募を真剣に検討することで、自身のアンテナが広がり行動につなげることができました。特に「自分が募集職場で働いている姿をイメージできるか」を重視し、職場の雰囲気やグループの方針(ミッション)などを中心に情報収集を行いました。 公募制度の活用は、これまでのキャリアプランで描いていたキャリアのさらに数歩先までを考え、行動するきっかけとなりました。 今後は、これまで研究開発部門で培ってきた経験とマーケティング部門での経験を統合し、事業全体をけん引できる人財になりたいと考えています。

食品研究所商品開発センター 調味料グループ

マーケティングデザインセンターD2C事業部
開発マーケティンググループ
河東 華均