「瀬戸のほんじお」はその名の通り、瀬戸内海の海水から作られています。伝統的な塩の産地である備前・岡山の海水のみを原料とし、さらに海水のくみ上げから製塩まで、岡山の工場で一貫して生産している“国産のお塩”なのです。
国産の塩の中には、製品名に日本の地名がついていても、輸入塩を原料としたものが数多く存在します。それらのブランドでは、主にオーストラリア、メキシコなどから輸入した天日塩を国内で溶解し、精製・加工しています。
これらの塩は、パッケージの原料表記で見分けることができます。
「瀬戸のほんじお」の特長である“まろやかな味わい”の秘密は、お塩に含まれる海水から採った“にがり”にあります。食用塩の主成分は塩化ナトリウムという成分で、一般的にこの含有量が多いほど、しょっぱさが強くなります。「瀬戸のほんじお」は、“にがり”成分を含むことで、塩カドのとれた、まろやかな味わいを作り出しているのです。
カリウム、マグネシウム、カルシウムなどを主成分としている“にがり”は、まろやかな味わいにするだけでなく、しっとりとしたお塩を作ります。「瀬戸のほんじお」は、この“にがり”も瀬戸内の海水から、あら塩を作る際にお塩と一緒に採っています。