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小児を救った命の水

~輸液療法とソリタ®‐T輸液開発の物語

五十嵐 隆 先生 監修
独立行政法人 国立成育医療研究センター
総長・理事長

輸液療法って何?

皆さんは、輸液療法についてご存じでしょうか。輸液療法とは下痢や嘔吐、発汗等で、体の水分や電解質が失われた時(脱水症と呼ばれます)に、必要な水分や電解質などを補うために用いられます。短時間に確実に治療するためには静脈内に水分や電解質などを投与します。ソリタ®-T輸液は静脈からの輸液療法に用いられる製剤の一つで、ナトリウムやカリウム、ブドウ糖等を含む電解質輸液と呼ばれています。日本で初めて開発・製造された電解質輸液です。その開発の背景として、小児の脱水状態の治療にまつわる一つの物語があります。

  • 輸液療法とは、脱水症の時に、失われた水分や電解質を静脈から補給する治療方法です。
  • 輸液療法に用いられるソリタ®-T輸液は、日本ではじめて開発された電解質輸液です。
▶ 昭和30年代頃の輸液療法の課題

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