塩分は過剰摂取気味

食塩摂取量の平均値は、目標値をオーバーしています。濃い味の食品は塩分が濃く、塩分をとりすぎると血液中の塩分濃度が高くなり、高血圧や脳卒中などの生活習慣病の引き金となります。

食塩摂取量の目標値
成人男性 8.0g未満 成人女性 7.0g未満
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
塩分は過剰摂取気味
厚生労働省「平成30年 国民健康・栄養調査の概要」

「うま味」を効かせて
おいしく減塩

減塩食は薄味で味気ないものになりがちですが、うま味調味料を使うことで、ナトリウム量をほとんど増やさずにおいしさを補うことができます。かき玉汁を使った実験によると、一般的な塩分で作ったものと、少ない塩分で作り、うま味調味料を加えたものとで「同じ好ましさ」を実現しています。

減塩して「うま味」を加えたかき玉汁 塩分濃度 0.6% (食塩相当量 約0.63g) 普通のかき玉汁 (標準的な塩分) 塩分濃度 0.9% (食塩相当量 約0.63g)

※1人分・約150ml ※画像はイメージです。

おいしい減塩

世界では25歳以上の3人に1人が高血圧と推定されています。高血圧は脳卒中や心臓病につながりやすく、日本でも深刻な課題です。高血圧の予防の一つとして、毎日の食事から食塩(ナトリウム)摂取を減らすことが重要です。
減塩食は味気ないものになりがちですが、うま味調味料を活用することで、ナトリウム量をほとんど増やさずにおいしさを補うことができます。