私たち味の素グループは、アミノ酸研究を起点として先端・バイオファイン技術を軸に成長してきた食品企業グループであり、世界一のアミノ酸メーカーでもあります。1908年に「日本人の栄養状態を改善したい」と願っていた池田菊苗博士が発見した「うま味」を創業者である鈴木三郎助が「味の素®」として製品化したことからその歴史が始まりました。そして、この創業時の「おいしく食べて健康づくり」という志は、社会課題を解決しながら社会価値と経済価値の共創を目指す取り組みであるASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)として、100年以上過ぎた現在もあらゆる事業展開とグローバル化を進める上で脈々と受け継がれてきました。

 

近年、世界人口が今後30年で20億人増加すると予想されていますが、現在の日本がそうであるように、新興国を含めて多くの国々で医療・食の充実もあり平均寿命が長くなる一方、「食と健康の課題」が増大してくるでしょう。当社は、これからもこころとからだが健やかであることを願い、若い時・健康な時から生涯を通じて、健康リスクを低減し、健康に生活できる期間(健康寿命)の延伸に貢献していきます。

 

この度、2020年度から新中期経営計画となる2020-2025中期経営計画をスタートさせます。私たちの100年以上蓄積されたアミノ酸に関する知見・技術を集約し、「食と健康の課題解決企業」の目的に向かって重点事業にフォーカスをしていきます。同時に人財に投資しASVの自分事化を進め、健康課題の解決による高付加価値化を図ることで、サステナブルな成長を実現させていく所存です。

数年前と比べ事業を取り巻く環境がめまぐるしく変化する中で、臨機応変に対応できる強い事業構造への改革を引き続き断行していく上では、株主の皆様をはじめ、あらゆるステークホルダーである皆様を中心とした社会との対話や取り組みの共有が必要不可欠と考えています。

 

今後とも、皆様のより一層のご支援、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。