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世界の「エコうま」料理と エコ事情⑤ 日本 安井先生。「簡単、キレイに健康に」をモットーに、料理研究家&エッセイストとして幅広く活躍中。食から地球環境を考える「うちエコ!ごはん」代表。NPO法人みんなのエコイク推進協会理事長。3人の息子のよき母でもある。

「必ず最後まで食べ尽くす意気込みが、私たち日本人には古くから備わっています」

私たち日本人は、古くから「もったいない」という精神を大切にしてきました。たとえば乾物は、旬の食材を長い間大切に食べられるように工夫されたものですし、油揚げやがんもどきも豆腐を上手に活用したエコ食材。その使い方にも日本人の知恵がいっぱい詰まっています。今回は、そんな中から、ひじきと豆腐を活用したメニューをご紹介します。食材をムダにせず、最後まで食べ尽く意気込みを、私たちも次の世代へしっかり受け継いでいきたいものですね。

安井先生の日本「エコうま」料理

ひじきの煮物、白和え、混ぜご飯、飛竜頭

家庭料理の定番、ひじきの煮物を主食と副菜にリユースして松花堂弁当風にしつらえました。松花堂弁当は日本の伝統的なお膳ですし、器ひとつで済むところがエコ。彩りにもみじ麩や銀杏などを添え、お膳にも季節感を取り入れて自然を愛でてきた日本人の心も表現してみました。ひじきの煮物以外に、れんこんやごぼうのきんぴらも同じようにアレンジできるので、ぜひ試してみてください。【ひじきの煮物】にんじんは皮ごと使い、ひじきは少量の水で戻して、その水を使って煮ています。戻した水には海草のうま味がぎっしり詰まっているので、捨てるなんてもったいない! ムダなく、おいしく、いただき尽くしましょう。【ひじきの煮物を使った白和え】野菜を加えて豆腐と擦りゴマ、白味噌で和えました。もし、ひじきの煮物の味が少々濃くても大丈夫。加える野菜や味噌の量で調整がきくので、お好みの味に仕上げてください。【ひじきの煮物を使った混ぜご飯】ひじきの煮物をご飯に混ぜただけの簡単リユース料理です。ご飯を少し硬めに炊くと、混ぜた時に水っぽくならず、おいしくいただけますよ。お子さんがいるご家庭やお集まりの席なら、食べやすいようおむすびにしてもいいですね。【ひじきの煮物を使った飛竜頭】豆腐と擦った山芋にひじきを混ぜて揚げました。水切りした豆腐は白和え用と半々で使えるので、2品分の下ごしらえが一度にできるところもエコですね。

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世界の「エコうま」料理と エコ事情⑥ アメリカ(ハワイ) キャシー先生。アメリカ・メリーランド出身。ハワイ在住中にトロピカルフルーツの魅力に開眼。名門料理学校のル・コルドン・ブルーで学んだパンケーキは、味もバリエーションも一級品!

「ハワイはフルーツがいつでも豊富。フレッシュはもちろん、いつでも美味しくいただく知恵がたくさんあります」

トロピカルフルーツが豊富なハワイでは、鮮度が落ちてしまったフルーツも、パンケーキに、ジャムに、ブレッドに、といろいろなリユースワザがあります。同様にハワイに豊富なナッツなどと合わせ、バラエティ豊かなお菓子に大変身!今回はeasy & fastを基本に、手近な素材を使って作る、シンプルなハワイらしいメニューをご紹介頂きました。

キャシー先生のハワイ「エコうま」料理

Recipe 1 バナナパンケーキ

バナナは熟れ過ぎて皮が黒くなってしまったバナナも大丈夫! 私はパンケーキに使います。つぶして生地に混ぜると、バナナの甘みと香りがふわーっと広がって、とってもおいしくできますよ。お好みのフルーツや生クリームをトッピングしてもいいですね。最近は日本でもスイーツとしてパンケーキが人気ですが、ハワイでは朝食の定番メニュー。子どもも大好きです!

Recipe 2 パンプディング

古くなってしまったパンのリメイクとしてよく作るのが、フレンチトーストと、このパンプディング。牛乳やバター、卵などを合わせたプディング液を、パンにかけてよく染み込ませ、オーブンで15分程焼けば出来上がり。すごく簡単でしょ?残りご飯で作るライスプディングもおススメです。

最終回は、安井先生と各国先生たちによる、楽しい座談会の模様をお届けします。
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