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世界の「エコうま」料理と エコ事情③ 中国 湯先生。中国・遼寧省出身。遼寧中医学院大学付属病院で院長も務めた中医学のエキスパート。医食同源の視点から提唱する中国伝統の薬膳家庭料理は、簡単でおいしいと大評判!

「自然の命をまるごといただく。中医学にも通じるエコの考え方です。」

自然界の生き物である人間が健康を維持するには、自然との調和やバランスが大切です。たとえば、構成要素が一つ足りないだけで、連鎖的に吸収されないものが出てきてしまう。吸収されない成分は、蓄積されたり、ムダに排出されたりして、効率が悪い。つまり身肉(みしし)だけでなく、食材をまるごといただくことは、体の中に“ゴミ”を溜めない「体のエコ」でもあるんですよ。

湯先生の中国「エコうま」料理

Recipe 1 ハスの実のおかゆ

「ハスの実」(ハスの種)は、中医学に基づく薬膳ではおなじみの食材です。精神の安定や不眠症に効果があると言われています。また、「種」は生命の源。パワーのもとです。日本ではあまり食べないと聞きますが、これをいただかない手はありません。本日ご紹介するハスの実のおかゆは、シンプルで、簡単につくれる家庭料理の基本。ほのかに甘くてホクホクしたハスの実と、鶏ガラスープで炊いた滋味豊かなやさしい味は、きっと皆様のお口にも合うと思いますよ。

Recipe 2 スペアリブとかぼちゃとあずきのスープ

肉や魚をいただくときは、骨ごと煮込んでスープにしましょう。骨からエキスが出て、うま味も栄養バランスもぐんとアップします。
食材の組み合わせも、効率的に栄養を吸収するための大切なポイント。血行を良くしてむくみを和らげると言われる、かぼちゃとあずきに豚肉を合わせることで、疲労回復にも。味付けは陳皮と塩のみ。柑橘のさわやかな香りで箸が進みます。

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世界の「エコうま」料理と エコ事情④ オーストリア クリスタ先生。元外交官。在職中からアジアに親しみ、一念発起して来日。その後、夫の赴任先のオーストラリアで料理教室をスタートし、現在は日本で教える。味はもちろん、わかりやすい教え方も人気。エコ意識も大変高く、今回は数多あるアイデアの中から、リメイクをテーマに3品ご紹介いただきました。

「ミートローフとパスタは、何通りもリメイクできます!」

大切な家族のために、手抜き料理はしたくない。でも毎日一から作るのは、時間も手間もかかって大変!そんなときは、たくさん作って上手にリメイクしましょう。私のおすすめは、ミートローフとパスタを使ったアレンジ料理。家庭でよく出るメニューも、ちょっとした工夫で、目先も味もがらっと変えて、連日でも飽きずにおいしくいただけます。

クリスタ先生のオーストリア「エコうま」料理

Recipe 1 ミートローフとファルファッレのサラダ

残ってしまったミートローフは、パスタと一緒にサラダにしても美味しいの。トマトやオニオン、パセリなど冷蔵庫にある野菜をオリーブオイルと一緒に彩りよく混ぜて、一緒にいただきましょう。味の決め手は、たっぷりのモツァレラチーズとフレッシュバジル。付け合わせにミートローフを添えれば、目もお腹も大満足間違いなしの、ごちそうサラダの完成です!

Recipe 2 ミートローフのグラタン

オーストリアの家庭料理にはリメイクメニューがたくさんあります。ミートローフとパスタを具材にしたグラタンもそのひとつ。生クリームや卵、バター、チーズで作ったソースをかけて、オーブンで焼くだけの簡単料理です。ミートローフに味がしっかりついているので、味付けは塩コショウだけでOK。豪華でしょう?

Recipe 3 ミートローフのクレープ

オーストリア人は、厚く焼いたクレープにいろいろな具をロールして食べるのが大好き!スイーツではなく、肉や野菜を巻いておかずとしていただきます。手でほぐしたミートローフにサワークリームを混ぜて、塩コショウとナツメグを振ったら、あとは巻くだけ。火も少ししか使わないので、エネルギーの節約にもなりますね。

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