味の素グループの歩み

5月20日は「創業記念日」。日本に100年超え企業はいくつ?

うま味調味料「味の素®」は、1909(明治42)年5月20日に一般消費者向けに売り出され、味の素社ではこの日を 「創業記念日」と定めています。


うま味調味料「味の素®」は、1909(明治42)年5月20日に一般消費者向けに売り出され、味の素社ではこの日を 「創業記念日」と定めています。以来今日まで105年の歴史を刻んできましたが、日本には、創業100年を超える企業はいくつあるでしょうか?

①7,881社   ②12,581社   ③20,511社   ④27,441社




明治時代になって日本では食生活、食文化の上で大きな変化がありました。1909年頃に誕生したものは次のうちどれでしょうか?

①ビヤホール   ②百貨店の食堂   ③あんぱん   ④西洋料理店




創業当時、事務所があった丸の内の三菱一号館(1909年)

うま味調味料「味の素®」発売当時のダイレクトメール絵葉書(1909年頃)

クイズ1:④ 27,441社:(株)東京商工リサーチ2012年調べ
食品企業では、1907年に麒麟麦酒社(現 キリンホールディングス(株))、日清豆粕製造社(現 日清オイリオグループ(株))、日清製粉社(現(株)日清製粉グループ本社)、1910年に(株)森永商店(現 森永製菓(株))が設立されています。


クイズ2:② 百貨店の食堂
明治初期の「文明開化」の風潮の中で、日本人の衣食住全般の生活様式が大きく変化しました。
食の面では、パン、ワイン、ビール、乳製品などが外国から取り入れられ、「殖産興業」の名の下にそれらの製造を国内で行うことも始まりました。

※殖産興業:生産をふやし、産業を盛んにすること。近代的産業の育成により西欧に対抗しうる国家を目指した明治政府の政策。

また、町には西洋料理店が開業し、家庭でもすき焼き、とんかつ、コロッケ、ライスカレーなど和洋折衷の料理が大衆食文化として定着していきました。

①ビヤホール: 1899(明治32)年、日本麦酒(現サッポロビール(株))が、東京で初めて現在の銀座8丁目に開店。
②百貨店の食堂: 1907(明治40)年、三越呉服店がデパート方式とし、食堂新設。 食事50銭(現在価格1,700円、コーヒー5銭(同170円)。
③あんぱん: 1874(明治7)年、木村屋(現木村屋総本店)が「酒種あんぱん」を発売。同年、現在の銀座4丁目に店舗新築。
④西洋料理店: 1873(明治6)年、現在の銀座5丁目に、わが国初の本格的レストラン「築地精養軒」が開店。

<なお、味の素社の創立記念日は、前身である(株)鈴木商店設立の日の1917(大正6)年6月17日。 また現在HPなどに記載されている、会社設立年月日は、1925(大正14)年12月17日。これは従来の(株)鈴木商店と合資会社鈴木商店の事業を継承し、新たに(株)鈴木商店を設立した日。>
(創業日=事業を始めた日。創立/設立日=法人等組織を創った日)