Along with society
学校給食を通じて、野菜を食べる大切さと楽しさを伝える
積極的な野菜摂取を促す「サラダビュッフェ・モデル」を導入
ベトナム味の素社は2012年より、「学校給食プロジェクト」※を継続してきました。この取り組みは、ベトナム教育訓練省および保健省と連携し、日本の学校給食システムを応用して栄養バランスのとれた給食の実施を目指すもので、現在までに4,500校以上に導入され、約270万人の生徒が恩恵を受けています。
このプロジェクトの一環として進んでいるのが「サラダビュッフェ・モデル」の導入です。これは、給食の時間にサラダビュッフェを設置し、子どもたちが自分で野菜を取り分けられるようにする取り組みです。子どもたちが楽しみながら野菜の摂取を習慣化できるだけでなく、整列・セルフサービスなどのマナーやスキルも身につけることができ、責任感や前向きな行動の醸成も期待できます。このモデルは、ドンタップ省でパイロットモデルを導入したことを起点に、現在はカインホア省、カマウ省、ヴィンロン省、ドンナイ市など他の地域へも展開しています。
ベトナム味の素社はプログラムのサポートとして、野菜をよりおいしく食べられるようマヨネーズやソース製品を使ったメニューを提供しています。また、ベトナム味の素社は学校や給食事業者に対して、献立の作成やサラダビュッフェ・モデルのスムーズな運用に向けた研修も実施しています。
さらに、給食前には「意識を変える3分間」と題した栄養教育プログラムを提供し、食品の栄養価や健康上のメリットなどの基礎知識を伝えています。給食前に栄養や食品に関する動画を上映することで、栄養に関する知識だけでなく英単語の習得にも役立っています。

家庭でも栄養改善に取り組めるよう、多角的な施策を実施
「学校給食プロジェクト」では他にも、子どもたちの栄養改善に向けた様々な取り組みを進めています。例えば小学校向けに、栄養バランスのとれた献立づくりをサポートするためのソフトウェアを提供しています。このソフトウェアでは、ベトナムの北部・中部・南部3地域の味覚を踏まえ、地域ごとの食文化や入手可能な食材に基づいた360種類以上のメニューを含む120種類以上の献立セットを閲覧することができます。すべての献立はベトナム保健省が推奨する各年齢層向けの栄養基準を満たしており、栄養バランスのとれた給食を簡便に提供することができるようになります。さらに、小学校向けに、日本式の調理実習モデルを提供する取り組みも導入されています。

こうした活動と並行して、ベトナム味の素社独自の活動も進んでいます。子どもたち向けに配布している小冊子「ドリームダイアリー」は、自宅でも様々な野菜を食べるという課題に挑戦することを奨励するものです。また、家庭でも野菜メニューを取り入れやすくするために、簡単に作れるメニューを開発したり、「Aji-Xốt」15gの小袋とメニューブックのセットを159校および約92,400世帯(2026年8月現在)に提供するなどの取り組みも行っています。
ベトナム味の素社はこれからも、「学校給食プロジェクト」や栄養教育の活動を通じて子どもたちの健やかな食生活をサポートし、ベトナムの人々と社会のWell-beingに貢献し続けていきます。
2026年10月