Along with society
次世代を担う子どもたちの「生きる力」を支援

味の素グループは、1909年に「おいしく食べて健康づくり」という志のもとに創業しました。その志は現在にも受け継がれ、次世代を担う子どもたちが健やかなこころとからだで未来を生き抜く力を育めるように、との願いを込めて、学校と一体となって「出前授業」を行っています。
知識と体験を実践につなげ、生きる力を育む「出前授業」
味の素社は、子どもたちの「健康なこころとからだ」を育むことをめざし、社員や工場見学担当のスタッフが講師となり、小学5年生を対象に「出前授業」を行っています。
2022年度はその内容をリニューアルし、家庭科・社会科の学習指導要領を踏まえ、2種類のプログラムを用意しました。体験学習を交えながら、次世代を担う子どもたちに食への興味・関心を持つ場を提供していると、子どもたちや先生方から好評を得ています。
2006年に開始した「出前授業」は、これまでにのべ約13万人の子どもたちが受講しています。
これから環境変化が著しい社会になることが予測されています。味の素社では、子どもたちに食べることの大切さはもちろんのこと、地球と共生しながらよりよい食の未来と健やかなくらしのために自分ができることは何か、食への興味・関心をもつことから始まり、自らが考え、行動できる授業を提供し、先生方とともに子どもたちの学びをサポートしていきます。
「出前授業」概要
小学5年生を対象とした授業は、社員講師が学校へ訪問し授業を行う「訪問授業」と、オンラインによるライブ配信で授業を行う「リモート授業」があります。当日の授業のほか、専用テキストでの事前・事後学習を通し、子どもたちの理解と日々の生活での実践力をより深めます。



VIDEO
出前授業開催校の先生、子どもからの感想
うま味・栄養のひみつ
体験型の学習であること、バランスのとれた食事の重要性を伝えていることを評価いただいています。

「あなたは、あなたが食べたものでできている」というメッセージが、わかりやすく伝わる授業内容でした。食べることが苦手な子どもたちの意識を変えてくれたのではないかと思います。
栄養バランスの良い食事の大切さを理解し、調理意欲の向上につながっています。

味には5つの種類があることがわかりました。みそ湯にうま味を加えて味が変わるのがおもしろい体験でした。
給食で出ているもののように栄養バランスを考えた料理を作ってみたいと思います。これからも健康的な食事を続けていこうと思います!

ものづくり・「ほんだし®」のひみつ
身近な商品のものづくり、働く人の工夫や努力、企業の環境配慮について高く評価いただいています。

本校では環境教育に力を入れているので、出前授業を通じて子どもたちに資源を大切にしているという、生産者としての思いが伝わるといいなと思いました。
原料・商品・働く人の努力を知ることで、毎日の食事を残さず大切に食べきりたい気持ちの醸成につながっています。

自分のところに来るまでに、カツオをとって、工場で作って、お店で買うという長い道のりがあることや、パッケージにも工夫があることを知りました。これからは料理をたくさん作って、感謝して楽しく食べようと思います。
商品が私たちの手元に届くまでに、いろいろな人がたくさん努力しているからこそ食べられているのだから、残さずしっかり食べようと思いました。
