味の素株式会社(社長:山口範雄 本社:東京都中央区)は、海外食品事業の最大拠点であるタイに2つの工場を新設し、タイおよびアジアにおける食品事業を強化します。
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1) |
日本向け |
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タイ味の素社ノンケー工場にレトルト加工食品製造ラインを導入、「Cook Do®」具入り製品の製造を開始  |
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2) |
タイ国内向け |
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タイ味の素販売社が販売する「Birdy®」缶コーヒーの新工場建設、増産およびコーヒー原液の内製化を図る  |
この度の工場新設は、原料調達および製造面の見直しによる付加価値の高い製品づくりと、それによる事業拡大を目指して進められたものです。「Cook Do」についてはタイ味の素社の原料調達力を活用し、タイの良質な豚肉原料を使用して更なる品質の向上を実現します。また、「Birdy」缶コーヒーは需要増への対応に加え、焙煎・抽出技術の自社化により安定的な品質の向上を図ります。
味の素グループは、タイにおいて2007年11月に鶏肉加工冷凍食品の新工場建設ならびに豚肉加工冷凍食品の製造ライン増設を行っており、その2件と今回の2工場新設を合わせ設備投資額は112億円に上ります。
味の素グループは、1960年にタイ味の素社を設立し、1962年には「味の素®」の販売を開始しました。その後、複数の領域に食品事業を拡大し、現在、タイにおける食品製造・販売に係わるグループ会社は7社、事業領域は調味料、即席麺、冷凍食品、飲料等に及びます。味の素グループの2006年度海外食品事業の売上高は1,277億円(味の素グループ売上高1兆1,585億円の11%)、アジア地域は売上の78%を占め、タイはその主力国になっています。今後もタイの味の素グループは、タイ国内のみならずアジアにおける事業拡大を通じて、また、日本向けの高品質で付加価値の高い製品製造拠点として、味の素グループ海外食品事業を牽引していきます。
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