2008年4月1日

 味の素株式会社(社長:山口範雄 本社:東京都中央区)の海外グループ会社であるタイ味の素販売社(以下AST社)は、タイ国サラブリ県のタイ味の素社ノンケー工場の隣接地に、約47億円を投じて「Birdy®」缶コーヒーの工場を新設、
2008年4月より操業を開始し、伸長するタイの缶コーヒー市場に対応します。

 AST社は1994年にタイ国初の缶コーヒー、「Birdy」缶コーヒーの販売を開始し、以来、順調に販売を拡大、市場を牽引してきました。2007年度は、1,830万ケース(30本入り/ケース、前年比110%)を出荷、222億円(消費者購入ベース)の売上を見込んでいます。市場シェアは約65%とトップブランドで、
「Birdy」缶コーヒーはタイを代表する飲料として、広く愛される商品に成長しました。

 AST社は現在、カルピス社との合弁会社・タイ味の素カルピスビバレッジ社 (以下ACBT社)とタイ国内協力会社に生産を委託していますが、需要増に対応するため、この度、工場を新設、ACBT社と合わせて生産能力を年間2,400万ケースまで拡大します。工場新設に伴い、これまでのインスタントコーヒーを原料としていた製造工程を一新し、コーヒー豆の焙煎・抽出から、調合、充填まで自社で一貫生産することにより、更なる品質の向上を目指します。

 タイの缶コーヒー市場規模は現在約342億円(消費者購入ベース)で、消費量は日本の10分の1以下ですが、タイの国民一人当たりの国内総生産(GDP)の向上に伴い、今後も2桁成長が見込まれています。
※1バーツ=3.6円換算
<新工場の概要>
 (1) 所在地 タイ国サラブリ県ノンケー工業団地
 (2) 工場稼働 2008年4月
 (3) 設備投資額 1,319百万タイバーツ(約47億円)
 (4) 従業員数 約90名(契約社員を含めると約160名)
 (5) 敷地面積 45,000m2
 
<タイ味の素販売社の概要>
 (1) 所在地 タイ国バンコク都
 (2) 設  立 1974年
 (3) 代表者 代表取締役社長 ピーチェン クースミス(Phichien Koosmith)
 (4) 従業員 約900名
 (5) 事業内容 調味料、スープ、即席麺、飲料等の販売



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