ネーミング・ライツ関係資料

<「ネーミング・ライツ」(Naming Rights)とは>
「ネーミング・ライツ」とは、プロスポーツ施設などの名称にスポンサー企業の社名やブランド名を付与するもので、いわゆる「命名権」と呼ばれ、我が国では全く新しい広告概念です。
 アメリカでは、1990年代に北米のプロスポーツ施設を中心に市場が急速に拡大しており、現在では、プロスポーツ施設の建設・運営資金調達のための重要な手法の一つとして定着していますが、わが国の公共施設では、今回の東京スタジアムでの導入が初の事例となります。
 ちなみに、イチロー選手や佐々木選手が所属するシアトル・マリナーズ(MLB)の本拠地「セーフィコ・フィールド」も、地元の保険会社・セーフィコが同球場のネーミング・ライツを獲得して命名したものです。

<北米4大スポーツ施設におけるネーミング・ライツ導入状況>
リーグ チーム数 命名権導入施設をホームとするチーム数 導入率 備考
MLB(メジャーリーグ野球) 30 15 50.0% 2002年シリーズ
NFL(ナショナル・アメリカン・フットボール・リーグ) 32 17 53.1% 2002〜2003年シリーズ
NBA(ナショナル・バスケット・リーグ) 29 21 72.4% 2001〜2002年シリーズ
NHL(ナショナル・アイスホッケー・リーグ) 30 25 83.3% 2002〜2003年シリーズ

<主な取引事例(金額は推定)>
  ☆セーフィコ・フィールド(米、MLB)  約2.4億円/年(20年契約)
  ☆フレンズ・プロビデント・セントマリーズ・スタジアム(英、サッカー) 約1.8億円/年(5年契約)
  ☆AOLアリーナ(独、サッカー) 約3.3億円/年(5年契約)

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