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ナンバーワン企業であるにも関わらず、タイや日本などの外部環境の急な変化を読み切れていない。その体質を、臨機応変にどう変えていこうとしているのか。組織力や迅速性をどのように改善していくのか、説明願いたい。
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3つの課題事業について。北米冷凍食品、タイ、日本のコーヒーを課題事業として前回に続き社長は言っているが、FY18はどのように立て直していこうとしているのか。そしてFY19はかなり良くなるという話だが、その確度を伺いたい。
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株式市場においては、タイと日本のコーヒー事業は、構造的に逆風で厳しいのではないかという見方があり、株価はその懸念を映しているのだと思う。FY18タイの缶コーヒーの売上は横ばいと言われても、FY17は2桁減の状況であるため、本当なのかという違和感はどうしてもある。FY18タイ全体の売上も1桁台前半増という話だが、FY17はマイナスという状況の中、本当に当社の見立ては正しいのか。かなり楽観的ではないかという見方もある。詳しく説明いただき、その不安感をこの場で払拭してもらいたい。
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タイのコーヒー事業について、FY17中間決算時も、計画通りで非常に自信があるということであったが、結果このような状況になってしまっている。例えばシェアが上がっている等、よりかみ砕いて再度説明をいただき、勇気を与えてほしい。
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タイにおいて、缶コーヒーあるいは調味料の競合状況はどうなっているか。まだかなり厳しいというのが大方の見方である。
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タイにおける、FY17下期のかなり厳しい値下げ競争は、どのような状況になっているか。緩和しているのか、もしくは、同業他社が値上げに追随しているなど、将来の見通しも含め環境の変化があるか。
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タイについては、事業環境は底を脱し、少し元に戻り始めているという認識で好いか。
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タイの缶コーヒー市場は伸びていないということだが、当社のタイにおけるコーヒー事業はもう伸びないという前提なのか。FY18のコーヒー事業は減益であり、改善はないということか。
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タイのコーヒー事業について、ロードサイドにおける需要拡大に当社の商機もあると思うが、その分を入れても、FY17に失った穴は埋められないという理解で好いか。当社のタイにおけるコーヒー事業の一番の核は、過去も今後も缶コーヒーであるという理解で好いか。
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FY19は、課題事業の解決とオーガニック成長で約130億円の増益という計画だが、その内訳を教えていただきたい。課題事業解決の比率が大きいように感じるが、どうか。
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北米冷凍食品のV字回復に対して、どのような前提条件で社長は自信を持っているのか。
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FY18、北米冷凍食品の11%増収について、カテゴリー別にどのような内訳か。また、生産の再編による固定費削減が期待できるのであれば、解説願いたい。
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当社の飲料事業について、中期的な当社戦略を教えてほしい。今後いろいろな国で、コーヒー事業だけで果たして当社の飲料事業が伸長できるのかということが根本的な懸念点である。
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タイについて、調味料や飲料ではなく、加工食品がマイナス傾向にあると思う。それについて現状の説明と今後の戦略についてもお伺いしたい。
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海外調味料・加工食品全般について伺いたい。タイのタピオカのコストアップについて、想定以上の値上がりによってFY17下期に35億円程度影響したとの事だが、FY18には価格転嫁するのか。また、FY17はタイの缶コーヒー事業に注目が集まったが、Five Stars各国の調味料事業はどうなっているのか。何か直面している課題があれば教えて欲しい。
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日本食品の業務用事業について、業界データを見ると調味料・加工食品、冷凍食品共厳しいようだが、FY18は回復可能と考えていいのか教えてほしい。
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タイの調味料事業について従前は売上高に応じた利益成長という基本戦略だったが、FY17からはもう一段利益率の改善もしたいというお話を伺っていた。これに対する進捗はどうか。また、FY18は着実に利益率を上げることができるのか。調味料事業の見通しを教えてほしい。
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日本で成功したビジネスモデルを海外に展開するという件に関し、昨今ビジネスを取り巻く環境のスピード感が変わってきたという話があったが、これに対応して経営の組織体制を変える必要はないのか。それとも現時点の延長線上で対応できるのか。先日、グローバル大手企業がスターバックス社の商標を非常に大きな金額で買収した。この様に世界ではビジネスのスピード感がどんどん上がり、思い切った事業ポートフォリオの入れ替えが必要になる事もあると思う。その点、当社を見るとスピード感が足りているのか疑問に思うところもある。今後の経営戦略についてもう一段聞かせてほしい。
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タピオカ価格が上がっている理由を教えてほしい。今後価格が下がった場合、FY18には82億円のコストアップで見ている分が反転して82億円の利益として歩留まるという理解で好いか。
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海外調味料に関し、ドライセイボリーのシェアがグローバルで23%という話があったが、このシェアが近年どう様に推移してきたのか。グローバル大手企業に加え、当然各国の現地メーカーがいるが、競争環境がどうなってきているのか教えてほしい。
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日本のコーヒー事業に関し、FY18は売上を反転させて5%増収を目指すということであるが、伸びている業務用の構成比は約25%とまだ小さく、スティックコーヒーが拡大しているといってもまだ規模は小さいと思っている。FY18にはリキッドコーヒーのパーソナル対応もするということもあるが、これは既に飲料メーカーが激しく競争している分野である。本当にAGF社の売上を反転できるのか。
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財務戦略に関し、フリーキャッシュフローの見通しも開示されているが、今後、非支配持分株式の買い取りの可能性もあるという事で、いつになったらフリーキャッシュフローの水準が上がっていくのか。また、可能であれば非支配持分株式の買い取り価格の規模感についてもご教示頂きたい。