味の素グループの歩み

1925年12月17日 会社設立年月日ってどんな日?

当社ホームページの会社概要の欄には、「創業年月日」と「設立年月日」が記されています。 また、毎年休日の「創立記念日」もあります。その違いをご説明します。

1918年頃の店頭用の広告

大正時代の販売店向け木製看板

当社ホームページの会社概要の欄には、「創業年月日」と「設立年月日」が記されています。 また、毎年休日の「創立記念日」もあります。その違いをご説明します。

<創業年月日> 1909年(明治42年)5月20日
「味の素®」を一般消費者向けに発売を始めた日です。
この日を創業年月日と決めたのは、約70年後の1978年(昭和53年)4月です。

<会社創立記念日> 1917年(大正6年)6月17日
(株)鈴木商店(資本金300万円)が創立(※1)された日です。
ヨード等の化学薬品を事業としていた合資会社鈴木製薬所と、二代鈴木三郎助の個人事業として始めた「味の素®」事業を一本化する目的で、1912年(大正元年)4月に資本金6万円で、合資会社鈴木商店が創立されました。
更にこの会社から全ての営業権を譲渡され資本金300万円で1917年6月17日に創立されたのが、(株)鈴木商店です。
それまでの合資会社鈴木商店は、鈴木家の財産保有会社としました。

6月17日を会社創立記念日と決定したのは、1953年(昭和28年)3月です。

<会社設立年月日> 1925年(大正14年)12月17日
味の素(株)の前身の(株)鈴木商店(資本金1,100万円)が設立(※2)された日です。
この時、従来の合資会社鈴木商店と(株)鈴木商店の営業権を継承するという方法がとられました。

ちなみに現在は、設立登記をすることにより会社が成立しますが、当時の商法上は、設立総会終結の時に会社が成立するとされていました。
従って現在、味の素社の会社登記簿には、会社設立の日として、設立登記の日である1925年12月25日ではなく、設立総会が行われた1925年12月17日が記載されています。

以後、会社名は
1932年(昭和7年)味の素本舗(株)鈴木商店、
1940年(昭和15年)鈴木食料工業(株)、
1943年(昭和18年)大日本化学工業(株)、
1946年(昭和21年)味の素(株)
と変わってきましたが、いずれも改称であり、新たな法人の設立ではありません。

(※1)創立:組織や機関を初めてつくること(大辞泉より)
(※2)設立:組織・施設・制度などを新しくつくること(大辞泉より)