スピードとパワーと判断力。試合の長さに応じて必要とされるエネルギー

全てのプレーにおいて、ホイッスルが鳴るまで足を止めず、泥臭いプレーで相手の攻撃陣を仕留める。富士通フロンティアーズのラインバッカー(LB)竹内選手は、前人未到の5連覇を目指し、今シーズンを戦っています。
ラインバッカーは、ディフェンスの要となるポジション。相手の攻撃にあわせて、走ってくる相手を体で止めるのか、パスカットを狙って走るのか、対応力が求められます。敵のフォーメーションを見て、次の攻撃が何か予測して動くため、集中力も不可欠。そのため、練習時から相手の動きを読むトレーニングもするそうです。
「ブロックしてくる相手に当たり負けないように、体を大きくする必要がありますし、デカくて重くなるだけでもダメ。パスカバーやボールキャリアにタックルすることも求められるので、大きな体でスピードをつける必要があるポジションです。トレーニングで言うと、スピードをつけるためにはジャンプ系、筋肉をつけるためにスクワットやベンチプレスをしています。それに併せて、可動域を高めるトレーニングをバランス良く行うようにしています」
体の大きさも求められるため、食生活や補食は大きなポイント。特にアメフトは、試合時間が長いのもあり、試合前後・試合中のリカバーは欠かせません。
「食事では、タンパク質をできる限り多くするのと、脂質をなるべく摂らない。後は野菜と果物系が不足しがちなので、そのあたりは普段から意識しています。全体ではバランス良く摂るのを重要視していますね。乳製品とか」
「アミノバイタル® プロ」はクラブハウスのロッカーに常備しており、普段から補食として摂り入れています。試合の時は「“後半に差をつける”っていうパーフェクトエネルギー(※1)を飲んでいます。気にいっているので、前半で飲み切りますね。あとハーフタイムにガッツギア(※2)で栄養補給しています。サプリメントって選手によって相性があると思うんですけど、僕はあっている感じがしますね。コンディションキープにつながっていると思います」。
※1 アミノバイタル® パーフェクトエネルギー® ゼリードリンク
※2 アミノバイタル® ゼリードリンク ガッツギア®

プレーしている選手の気持ちが観客に伝わり、感動になる

今シーズン、リーグ史上初の5連覇を目指して戦う富士通フロンティアーズ。コロナ禍により規模縮小となった『Xリーグ』は試合数も減少。若手の活躍は好材料ですが、まだチーム力向上には課題が残ります。竹内選手も、「例年だと試合を通して成長できる部分が、今年は試合数が少ないので、まだ経験として足りない」と変則的なシーズンの難しさを口にします。
「最近は安定したプレーが自分の持ち味として評価されるようになってきたので、ビックプレーを起こしたいというのが今年の個人のテーマです。在宅トレーニングなどが多く、対人の練習ができなかったので難しさはありますが、テーマはぶらさず1日・1プレーに集中していこうと思います」
チームの目標は、今までどのチームも成し遂げていない偉業を達成すること。
「今年のフロンティアーズは、誰も成し遂げたことのない5連覇を目指せる権利を持っています。30歳を越えている僕にとっては、もう巡ってくることのないチャンスだと思っています。だから、この1年をとにかく大事にして、絶対に成果を出したい。自分がここまで来られたことに感謝し、会社の人など周りで支えてくれた人に恩返ししたい気持ちです」
その一人ずつへの気持ちが、自分の目指すプレーにつながるはずだと竹内選手は信じています。
「スポーツ選手って、プレーしている人の気持ちが伝わるのが大事だと僕は思っています。見る人が感動してくれるのが、スポーツのひとつの価値だと思いますが、どうして感動を与えられるかといったら、その人の気持ちが見ている人に伝わるからだと思う。日々の取り組みや感謝が、その気持ちを表現することに結びついている気がしています。僕も、プレーへの気持ちが見ている人に伝わり、感動を与えられる存在になりたいと思います」
人々の記憶に残る、心を打つようなビッグプレーを目指して、今日も竹内選手は全力で戦います。