安全性の追求と法規の順守

味の素グループでは、安全性については妥協すること無く可能な限りの調査・研究を尽くし、関連する法規を順守し、常に一定品質の商品・サービスをお届けします。

安全性の追求

味の素グループでは、お客様にお届けする製品の安全性の確保のため、あらゆる視点から調査・研究し、より安心して製品をお使いいただけるように努めています。

安全性と味の素グループ

私たちは、お客様の声に素直に耳を傾け、お客様の目線で考え、知恵を結集し、お客様にご満足いただける製品・サービスを提供します。そして、お客様に信頼される誠実な企業をめざします。

味の素グループは、権威ある外部機関に研究を依頼し、自らも試験検査機能を拡充して、さらなる安全性の科学的立証を向けて徹底的に実験を重ねました。

その結果、1987年には世界中の研究機関で行われていたグルタミン酸ナトリウムの安全結果をもとに、国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同食品添加物専門家会議(JECFA)が、グルタミン酸ナトリウムの安全性を評価し、「グルタミン酸ナトリウムがヒトの健康を害することはないので、一日の許容摂取量を特定しない」との結果が出されました。さらに1991年には、欧州共同体の食品科学委員会(SCF)でもJECFAと同様の評価結果が出され、1995年にはアメリカ食品医薬品局(FDA)の委託により、米国実験生物学連合(FASEB)が評価を実施し、この報告書に基づき、FDAが安全性を再確認しました。また2003年には、オーストラリア・ニュージーランド食品基準局(FSANZ)も安全性評価報告書を公表しました。

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味の素グループではその後も社会的懸念を払拭するための研究や発表を続けており、2018年には味の素グループとして初の試みとなる「World Umami Forum」を開催するなど、MSGの誤解を解くための情報発信を行うことで安全性の周知に努めています。

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品質保証システム「ASQUA」と品質保証の推進体制

グルタミン酸ナトリウム(MSG)の安全性問題を契機に、味の素グループではさらなる安全性の確保に向けた取り組みを強化しました。
1997年からは「品質に関するグループポリシー」に基づき、すべての製品・サービスを対象として、独自の品質保証システム「ASQUA(アスカ)」を適用し、開発からお客様対応までの厳しい品質保証を行っています。
開発からお客様対応まで、世界の味の素グループ約100社で品質保証システム「ASQUA(アスカ)」に基づいた品質保証活動を徹底し、高品質な製品づくりを保証しています。
また、お客様からのご意見やご要望などを、速やかに事業活動や製品・サービスの改善に活かしています。

グループポリシーに基づく法令順守

味の素グループは、コンプライアンス意識の向上および「味の素グループポリシー」(AGP)の浸透により、風通しの良い企業風土を醸成するとともに危機等に強い企業体質を構築することで、経営基盤を強化し、企業価値の向上を図る取り組みを推進しています。 味の素(株)は、AGPの浸透とAGPに則った企業活動が行われているかをチェックする機関として、企業行動委員会を設置し、3カ月に1回開催しています。また、国内外の主要なグループ会社も企業行動委員会を設置し、AGPの周知徹底と各国・地域、各社の実情に合わせた取り組みを推進しています。

コンプライアンス意識向上のための取り組み

味の素グループでは、従業員へのコンプライアンス教育として以下の取り組みを実施し、コンプライアンス意識の向上に取り組んでいます。

● コンプライアンス研修(日本の味の素グループ基幹職対象 年6回)
● 啓発ポスター(計12言語で作成)
● コンプライアンス啓発メッセージ(パソコン立ち上げ時に「啓発メッセージ」を配信)
● 「AGPを考える会」の開催
● AGPに関する意識調査

ホットライン(内部通報制度)の拡充と運営強化

味の素グループは、内部通報制度として「ホットライン」を設け、電話、Eメール、FAX、手紙等の手段で役員・従業員(パート社員、派遣社員を含む)からの通報や相談を受け付けています。