「おいしい」と「健康的」は同時に叶う！はたしてその秘策とは

食べるのが大好きで、高カロリーな料理がやめられない。でもそればかり食べ続けていると健康が気になる……。かといって健康的な食事は味気なくて、物足りない。そういった方が多いのではないでしょうか。

アミノ酸に由来する味の一種「うま味」は、食べ物のおいしさの鍵を握る重要なもの。これをうまく活用してあげれば、「おいしい」と「健康的」を同時に叶えられるのです。

●健康を気にするなら料理に足すのはこれ！

そもそも、満足度の高いレシピというのは、「うま味」を引き出す工夫がなされている場合が多いもの。

たとえばバターや生クリームを多用するフランス料理。一見、健康を気遣うのであれば控えめにしたほうが良いと思いますよね。

もしご家庭で作られるのであれば、「ブイヨン」の量を増やすのがおすすめ。「うま味」の成分を含むさまざまな食材たっぷりなので、カロリーを抑えつつ、風味やおいしさを損なわずに作ることができます。

日本食がおいしく健康的なのは、醤油や味噌などにもアミノ酸（グルタミン酸塩）が含まれているから。日本人は昔から「うま味」を上手に引き出す技をもっていたのです。

●「うま味」の力はカロリーダウンだけじゃない

「うま味」のすごさは、おいしさを引き出してカロリーダウンにつなげることができるだけではありません。

主成分であるアミノ酸（グルタミン酸塩）はたんぱく質の原料となるため、体づくりや美肌に貢献する大事なもの。つまり、積極的に「うま味」成分を含む食材を取り入れることで、おいしさを感じられるだけでなく、美容効果も期待できるということです。

健康のためにおいしさを諦めるのではなく、「うま味」をもつ食材や調味料を上手に使うことで「おいしくて健康的」な料理を作ることが可能なのです。

ぜひ「うま味」にもっと詳しくなって、日々の食事で実践してみましょう。