食からの東北復興支援を目的とした“食卓からニッポンを元気に「食べるって楽しい!」プロジェクトの第3弾として「ほんだし」の売上の一部(1箱につき1円)を、阿武隈地域から福島市などに避難してきた女性農業者(かーちゃん)の復興支援を行っている「一般社団法人ふくしまかーちゃんの力ネットワーク」に寄付しました。
「ふくしまかーちゃんの力ネットワーク」は、「かーちゃんの力プロジェクト」を通じて生活や生産基盤を失った“かーちゃん”を支援することにより、原料農産物の安定生産と伝統的農産加工品の加工・販売や新たな商品開発を進め、6次産業化の推進に取り組んでいます。また、避難生活によって失われた県内各地のコミュニティの再生や、阿武隈地域で受け継がれてきた郷土料理や食文化の継承にも力を注いでいます。
今回訪れたのは、そのプロジェクトの活動拠点のひとつ、福島市郊外にある「あぶくま茶屋」です。ここでは、「かーちゃん」たちが自ら栽培した野菜や地場の野菜を、一人ひとりの伝承してきた故郷の味を大切にしながら加工し、販売をしています。メインとなるのは、安全・安心・ヘルシーな「かーちゃんの笑顔弁当」。地場の野菜を使用するにあたり、あぶくま茶屋内に設置した放射線測定器で毎食分検査を実施し、安全性を確認しています。
2013年8月には当社の支援を用いて、新たに厨房機器を導入するなど、設備・施設を充実。
「これで調理できるメニューの幅が広がりました。今後も、かーちゃんの経験や知恵を使って、地元の農産物を用いた新しい「かーちゃん」の商品を考案していきたいですね」
と代表の渡邊さん。
今後も、「食卓からニッポンを元気に」の理念のもと、『食べるって楽しい!』プロジェクトを継続的に実施し、東北の復興を支援していきます。
2013年8月に導入した、スチームコンベクションオーブン。このオーブンを使用することにより、調理の時間が大幅に短縮。「焼く」「煮る」「炊く」などの多機能を用いて、さまざまな品目を簡単に調理することが可能に。
かーちゃんたちの経験と知恵で様々な加工品が誕生。今後は、弁当や加工品の販路拡大のほか、新たな商品展開も企画しており、「かーちゃんの力」でますます地域を元気にしていくことが期待されます。