Support Director
YUKI UENO
大学時代はアメリカンフットボール部に所属。いちプレイヤーとして「アミノバイタル®」を愛用。2008年、味の素株式会社入社。8年間、九州や東京の大手エリアで家庭用商品の営業として精力的に活動。「いつかスポーツに関わる仕事を」という想いから、2016年に「ビクトリープロジェクト®」メンバー公募に手を挙げる。現在はブレイキン、バドミントンをはじめ、数々のアスリートたちをサポートする、プロジェクトの中核メンバー。
私が「ビクトリープロジェクト®」に参加したのが2016年。部署を異動してから3週間後にはリオ2016オリンピックの現場にいました。
それまで一方的にテレビで見てきたアスリートたちが「JOC G-Road Station」に来て和軽食を目の前で食べていました。その時に感じたのは、「トップアスリートも同じ人間なんだな」ということ。中には高校生や大学生といった年齢の選手もいるわけですが、競技を一歩離れれば、同じ年齢の子たちと変わらないんです。
彼らは世界各地を転戦し、慣れない環境の中で、緊張と重圧を感じながら競技に取り組んでいます。だからこそ、普段通りの自分でいれる空間や、「おいしい!」と笑顔になれる時間が必要です。
“リラックスできる場“を提供することは、私達の重要な役割の一つだと考えています。
特に海外の試合では、選手たちはいつも通りの食事が出来ません。それまですごく頑張ってきたのに、現場に入ってからコンディションを落としてしまう選手はたくさんいるんです。
「JOC G-Road Station」で私たちが提供するものは、本当に簡単なものなんです。だし炊きごはんとか、白米、納豆、具沢山の汁物とか。とてもシンプルですが、彼らにとって必要なポイントをしっかり押さえている。
特別なものでなくても、食べなれた味で「おいしい!」と笑顔になることができれば、彼らはちゃんと心にも身体にもエネルギーを蓄えて、戦いに挑んでいくことができるんです。
私たちはおいしさのアミノ酸、機能のアミノ酸に関する知見を両方持っています。その両方を上手く活用することで、目の前にいる人たちをベストコンディションに持っていくことができる。それこそが、味の素(株)の“強さ”なんだと思います。
味の素㈱は、TEAM JAPANオフィシャルパートナー
(調味料、乾燥スープ、栄養補助食品、冷凍食品、コーヒー豆)です。
ベストを食せ!~選手たちとの軌跡~
選手と対峙する際、彼らの「こうしたい」「こうなりたい」といった思いを読み取ることが重要です。ただ、中にはそれを明確に言語化できない選手もいます。だから私たちが現場に足を運び、彼らのプレーしてる姿や表情を把握するようにしています。その場にいたからこそ、選手から言葉を引き出せたという場面も多々あります。
私たちの強みはもちろん「栄養」ですが、それだけで課題を解決しようとすると視野が狭くなってしまう。その選手の環境や状況すべてを視野に入れたうえで、選手の「こうありたい」という目標に導いていくことを大切にしています。
「自分もスポーツをやっていたから分かるんですが、若いころというのは、なかなか自分の身体と向き合うことがないんですよね」と上野氏。怪我をしてからようやく、自分自身の身体と向き合うという経験をする若手アスリートは多いのだという。
怪我をしなければもっと続けられたはず、諦めることはなかったかもしれない――。
「栄養との接点をもつことで避けられる怪我があるなら、避けてほしい。若い人たちには、大好きなことを、できるだけ長く続けてほしいんです。きっと、それは人生の豊かさに繋がると思うので」
トップアスリートたちへのサポートで得た知見を、次世代のアスリートたちに、スポーツを楽しむすべての人々に伝えていく。それが「ビクトリープロジェクト®」の一番の願いであり、使命だ。