韓国の辛い味、唐辛子
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唐辛子の秘密を大公開

辛い料理が多い韓国料理に、欠かせないものが唐辛子です。
韓国料理の代表的な特徴とまで言われる辛い味をだす唐辛子が、韓国に伝わったのは壬辰(じんしん)の乱以後だったのを見ると、その歴史は意外にも短いのです。
品種や産地によって大きく味に差がある唐辛子は、生のまま料理に使われたり、干して粉にして使ったり、せん切りなどに使われれます。
唐辛子は粉にして使ったり、コチュジャン、すなわち唐辛子みそにして使われたりもするため、唐辛子は韓国の食卓において、一時も欠かせない食べ物と言えます。

唐辛子がもつ辛い味の成分は、アルカロイドというカプサイシンの一種です。
これは、食欲を増進させ、暑さや寒さに堪える力を高めてくれます。韓国の代表的 な料理であるキムチの栄養は、まさにカプサイシンにあります。またカプサイシンは体脂肪を減らし、肥満の予防と治療に役立つと言われています。
唐辛子にはビタミンCがリンゴの20倍も含まれていて、真夏に夏バテをしたとき、 みそをつけて食べる生の青唐辛子、1,2個が疲れをやわらげ、活力をあたえてく れます。

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