社会とともに歩む味の素グループの取り組み

Along with society

タイ:「Eating is a Miracle」キャンペーン

生活者の悩みに、食と自愛(self-love)の力でアプローチ

タイ味の素社は、現代の生活者が抱える葛藤や悩みを食の力を通じて解決しようという「Eating is a Miracle(食べることは奇跡)」キャンペーンを展開。オンラインでの発信やオフラインでのイベント等を通じて、生活者に対して毎日の食と自愛(self-love)を大切にするライフスタイルを提案しています。

おいしい食事が心の健康を助けることを社会に知らせたい

現代社会を生きる私たちは、経済的な課題や社会的な圧力、変化の激しい環境の中で、不安と疲労に満ちた日々を送っています。味の素グループはこれまでも、食と心の健康の関係について調査・研究を行い、情報発信や商品など様々なアプローチでソリューションを提供してきました。
その中でタイ味の素社は、特にZ世代や働く若年世代のメンタルヘルスに注目。おいしい食事を楽しむというシンプルな行動から始めて、日々の苦難を乗り越えるために自愛とケアを大切にしようと呼びかける「Eating is a Miracle(食べることは奇跡)」キャンペーンを、2024年11月から開始しています。

ユーモアを交えた動画で、食と自愛の大切さを伝える

キャンペーンではまず、「Cooked(-by-Heart)-to-Order Restaurant」と題した動画を公開しました。
動画の舞台は、あるレストラン。その店にはメニューはなく、代わりに一人ひとりのお客様が抱える問題を聞き出し、個々人の「感情」や「心の悩み」をそのままオーダーに反映していきます。失恋の悲しみを抱えた人やオンラインで炎上したコンテンツクリエイター、厳しい職場環境と燃え尽きに直面する会社員が悩みを打ち明けると、シェフが一人ひとりの心の悩み に合わせた料理を提供し、「おいしい食事を味わって自分のことを大切にし、新たな気持ちで人生の課題に向き合ってほしい」というメッセージを伝えるというストーリーです。
この動画に込めた思いについて、タイ味の素社の役員であるKesya Chaicharncheepは「おいしい食事を楽しむという単純な行為が、心を癒すこともあります。この信念から、タイ味の素社はキャンペーンを展開し、すべてのタイ人が人生の試練を乗り越えようと努力する中で、自分自身の価値に気づくことができるよう勇気づけています」と語りました。

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イベントやキッチンカーを通じて、実際の食を体験してもらう取り組みも

さらにタイ味の素社では、この動画で描かれた世界観を現実の世界で体験できるイベント「Eating is a Miracle by Ajinomoto」を2025年1月に開催しました。「Cooked(-by-Heart)-to-Order Restaurant」コーナーでは、タイのTV番組「MasterChef Thailand Season 3」で活躍した著名なシェフであるChanon Ruangsri氏がパーソナライズされた料理を提供。また、自分の内なる思いを解放してより強く軽い心で日常に戻るための「ハートフル・エクスプレッション・ボード」も設置されました。さらに参加者は、有名店の限定フレーバーのアイスクリームを味わえるカフェや、アジパンダと一緒に写真を撮れるフォトブースなどを楽しみ、自宅でも食を楽しんでほしいという思いを込めたタイ味の素社の商品をおみやげに持ち帰りました。会場ではシェフやタイの有名人であるPittaya “Daou” Saechua氏、Kantapon ‘Offroad’ Jindataweephol氏などによるディスカッションも繰り広げられ、大いににぎわいました。さらに、ステージ上ではディスカッションがライブで行われ、「アップリフティング・コーナー」では有名インフルエンサーが選ばれた参加者に対し、人生の困難に立ち向かうためのアドバイスを個別に行いました。

このイベント以外にも、バンコクの道路を走るフードトラック「Cooked(-by-Heart)-to-Order Food Truck」も展開。このトラックを活用して2025年2月には、ランニングレース「aminoVITAL Run 2025」のランナーや、ショッピングモールのCenterpoint Siam Squareの来場者に料理を提供する取り組みも行いました。

このような様々な情報発信や体験を通じて、生活者一人ひとりが日々食べる喜びを感じ、タイの社会全体でライフスタイルが最大限に活性化されることを、タイ味の素社では願っています。