土壌調査とその対応
2024年9月30日
味の素株式会社
味の素(株)川崎事業所第二厚生棟建設工事(第一区画)に伴う土壌調査結果について
1. 目的
当社川崎事業所敷地におきましては2002年に廃棄物の埋設状況の特定と周辺の土壌及び地下水の安全性を確認するための調査を実施しておりますが、今般、敷地内の一部エリアに第二厚生棟を建設することになりましたので、当該建設工事予定地について土壌調査を実施しました。

2. 調査内容
土壌及び土壌に含まれるガスを採取し、分析調査を実施しました。地下水の水質調査を実施しました。
3. 調査結果
当該建設工事(第一区画)2,078.20㎡において調査を実施しました。土壌の分析調査の結果、一部の区画(1,063.70㎡)から砒素が最大で溶出量基準の1.1倍、ふっ素が最大で溶出量基準の3.2倍、鉛が最大で含有量基準の4.6倍の値を検出しました。
なお、基準を超過した区画の地下水の水質調査の結果、ふっ素が最大で地下水基準の1.2倍の値を検出しました。
調査結果について2024年9月30日までに川崎市環境局へ報告し、土壌汚染対策法第3条第8項に基づく「形質変更時要届出区域」に指定されました。同法に則り、将来にわたっても汚染土壌を適正に管理してまいります。
4. 対策工事
川崎市のご指導を仰ぎながら当該建設工事地の土壌浄化工事を実施し、2025年5月14日に措置完了を報告しました。本工事により掘削除去した土壌量は162トンです。
今後も同法に則り、将来にわたって汚染土壌を適正に管理してまいります。
以上