環境への取り組み
土壌調査とその対応
2006年11月9日
味の素株式会社川崎事業所
ごみ焼却設備跡地における土壌ダイオキシン類対応のご報告
1.全体概容
味の素株式会社川崎事業所(川崎市川崎区)では、2006年3月7日、周辺環境を配慮して、場内で発生するゴミを焼却する設備の運転を停止いたしました。その後、川崎市の指導の下に当該ゴミ焼却設備の撤去工事を進めてまいりました。撤去に際して、設備跡地の土壌調査を実施しましたところ、一部の土壌で土壌環境基準値(1,000pg-TEQ/g)の1.6倍から2.4倍のダイオキシン類が検出されました。
当該ゴミ焼却設備につきましては、法律に基づき「排ガス」「排出水」「焼却灰」について、年1回の頻度で外部の専門業者によるダイオキシン類の測定を実施し、結果を川崎市に報告してきておりますが、これまで測定結果は基準値以下であり、近隣地区への影響はございません。
一部土壌でダイオキシン類の土壌環境基準を超えた理由及び範囲は現時点では不明でありますが、今後、早急に川崎市の指導の下で当該ゴミ焼却設備周辺の影響範囲を確定し、その結果に基づき適切な措置をしてまいります。
2.これまでの経過
1980年5月 | ゴミ焼却設備稼動開始 |
2006年 3月7日 |
ゴミ焼却設備稼動停止 |
5月19日 | ゴミ焼却設備撤去の工事計画を川崎市に提出、受理 |
6月8日 | 工事着工 |
9月22日 | 土壌調査開始 |
10月27日 | 土壌調査結果が判明し川崎市に報告 |
11月1日 | 今後の具体的対応方法等について川崎市と協議 |
11月7日 | 川崎市に対応計画提出 |
11月9日 | 情報開示 |
3.今後の対応
(1)範囲の確定(2006年11月中旬〜12月中旬)
環境庁水質保全局土壌農薬課「ダイオキシン類に係わる土壌調査測定マニュアル」に基づき、汚染箇
所を中心に水平方向及び深度方向の調査を実施いたします。
(2)措置(2007年1月末完了予定)
土壌環境基準値を超過した土壌については、全土壌を掘削除去し、密封容器に充填した後、管理型処
分場に運搬・処理いたします。尚、土壌を掘削する際には、土壌を飛散させない等、周辺環境に影響を
及ぼさないよう十分留意し、安全対応を実施いたします。
この件に関する問合せ:味の素株式会社川崎事業所総務・エリア管理グループ
電話044(222)1114
以上